【原文カタカナ訳】 【語義考察】 【漢字読み下し】
トシウチニナスコトノアヤ としうちになすことのあや 年内になす事の文
アルヒコフ ヱオコノカミト あるひこふ ゑおこのかみと ある日乞ふ ヱオコの尊と ヲモヒカネ イチヰタタセハ をもひかね いちゐたたせは ヲモヒカネ 市居 質せば タマキネノ コノナスコトオ たまきねの このなすことお タマキネの 九のなす事を ノタマワク のたまわく 宣給わく
ヱハネノミツノ ゑはねのみつの "ヱ" は北の三つの ヱ元神は北にあって3陰を守り ヒトヲカミ ヒノミチササケ ひとをかみ ひのみちささけ 一陽神 日の充ち 捧げ 1陽を招く神 日の充填度を上げるため ネニカエス ヒトヲフセテモ ねにかえす ひとをふせても 北に返す 一陽 伏せても 地球の傾きを北に戻す 1陽を地に伏せても アメワユキ トノカミオシテ あめわゆき とのかみおして 陽陰 陰活き "ト" の神をして 陽陰配分は陰の優勢 ト尊の霊を纏りて →ホ27文 ウヰナメヱ うゐなめゑ 初嘗会
シワスレハヤヤ しわすれはやや しわすれば やや 年が押し迫ればしだいに ツチニミチ ヨロキネウルヒ つちにみち よろきねうるひ 地に充ち 万木根 潤ひ 1陽は地中に充ちて 木々の根は潤い伸びるが ウヱサムク スヱニヒタケテ うゑさむく すゑにひたけて 上 寒く 末に開けて 地上はまだ冷たい 月末には陽は広がるも ソラサムク そらさむく 空 寒く 空気はまだ寒い
-- "ヱ"のヲシテの形の説明 --
カタチハヱミツ かたちはゑみつ 形 土重水 埴と水の重なりに ヲノハシラ をのはしら 陽の柱
ヱモトノカミノ ゑもとのかみの "ヱ" 元の神の ワカルヨハ ヰリマメウチテ わかるよは ゐりまめうちて 別る夜は 煎り豆打ちて (大晦日=節分) オニヤラヰ ヒラキヰワシハ おにやらゐ ひらきゐわしは 鬼遣らい 柊鰯は モノノカキ ホナカユツリハ もののかき ほなかゆつりは モノの垣 穂長・譲葉 シメカサリ しめかさり 注連飾
ヒハツサカセノ ひはつさかせの "ヒ" は西南 風の ヒ元神は西南にあって風属性の フツヲカメ キタレハヒラク ふつをかめ きたれはひらく 二陽神 来たれば開く 2陽を招く神 ハツヒクサ ハツヒマツリハ はつひくさ はつひまつりは 初日草 初日祭は (元日=立春) フトマカリ ヤマノカヤクリ ふとまかり やまのかやくり ふと環 山の榧・栗 ウミノメモ トコロタチハナ うみのめも ところたちはな 海の布も トコロ・橘 ヰモカシラ シムノフシヱハ ゐもかしら しむのふしゑは 芋頭 親の付合は タルムツミ たるむつみ 足る睦み
ユミハリマツル ゆみはりまつる 七日纏る ミソノナハ ヌヱアシモチカ みそのなは ぬゑあしもちか ミソの菜は ヌヱアシモチが カサクサオ コケフハコヘラ かさくさお こけふはこへら かさくさを ゴゲフ・ハコベラ ヰタヒラコ ススナススシロ ゐたひらこ すすなすすしろ イタヒラコ スズナ・スズシロ スセリナツ コノナナクサニ すせりなつ このななくさに スセリ・ナヅ この七種に ノソクナリ のそくなり 除くなり
モチノアサホキ もちのあさほき 十五日の朝祝 (六腑祭) アツキカユ サムサニヤフル あつきかゆ さむさにやふる 小豆粥 寒さに敗る ワタヱヤミ サヤケヲケラニ わたゑやみ さやけをけらに 腑穢病 さやけ・おけらに トントモチ ヱサルカミアリ とんともち ゑさるかみあり どんど餅 穢更る神あり キサラキヤ コリヱココロミ きさらきや こりゑこころみ 二月や 駆射試み ムママツリ むままつり 馬祭
-- "ヒ"のヲシテの形の説明 --
ヨロキヒイツル よろきひいつる 万木秀づる カミカタチ かみかたち 神形
タハキソラテル たはきそらてる "タ" は東空照る タ元神は東の空に照る ミツヲカミ キサラキナカニ みつをかみ きさらきなかに 三陽神 二月半に 3陽を招く神 春分の頃に ミツヲキテ アオヒトクサオ みつをきて あおひとくさお 三陽来て 青人草を (1陰3陽) ウルオセハ イトユフノトカ うるおせは いとゆふのとか 潤せば "糸結" 宣か
ヤヨヰキテ モモサキメヲノ やよゐきて ももさきめをの 三月来て 桃咲き 女男の ヒナマツリ クサモチサケニ ひなまつり くさもちさけに 雛まつり 草餅・酒に 蓬餅と酒に ヒクヱモセ ヤヨヱナカスエ ひくゑもせ やよゑなかすえ 引く妹背 三月半・末 結ぶ妹背 カケラウヤ かけらうや 陽炎や
-- "タ"のヲシテの形の説明 --
メツタリオサム めつたりおさむ 三つ足り収む 三陽を集め収める タモトカメ たもとかめ "タ" 元神
メハツネニスム めはつねにすむ "メ" は西北に住む ミツノカミ ウツキハウメノ みつのかみ うつきはうめの 水の神 四月は大陰の (4陰) ヲオマネク サナヱアオミテ をおまねく さなゑあおみて 陽を招く 早苗青みて (4陽) ナツオツク ナカワタヌキテ なつおつく なかわたぬきて 夏を告ぐ 中綿抜きて ツキスエハ アオヒカツラノ つきすえは あおひかつらの 月末は "葵桂の メヲマツリ めをまつり 夫婦祭"
フタハニノホル ふたはにのほる 双葉に上る 葵の双葉の上に露を結ぶ サツユツキ カツミノツユヤ さつゆつき かつみのつゆや さつゆ月 活見の露や ノリクラヘ ヰヰノツツタチ のりくらへ ゐゐのつつたち 乗り競べ 五五のツツタチ メヲノホキ ヰワタチマキヤ めをのほき ゐわたちまきや 女男の祝 ヰワタ・茅巻や (岩田帯) メモトカミ めもとかみ "メ" 元神
トハサニヰマス とはさにゐます "ト" は南に坐す メヤワカミ ヨツノヒカリノ めやわかみ よつのひかりの 陰和神 四つの光の 原文:ミ (1陰を和す神) (4陽) ハニトホリ ヒノメチカキル はにとほり ひのめちかきる 地に徹り 冷の充ち限る サツキナカ ヒトメフシオキ さつきなか ひとめふしおき 五月半 一陰 伏し置き 夏至に サミタルル ヨロノアオハノ さみたるる よろのあおはの 五月雨るる 万の青葉の カセカホル ミヤニウクレハ かせかほる みやにうくれは 風薫る 宮に受くれば 器(身体)に受ければ ナカラヱリ メハハニミテト なからゑり めははにみてと 永らえり 陰は地に充てど 1陰は地に充ちるも ウヱアツク うゑあつく 上熱く 地上は熱く
ミナツキスエハ みなつきすえは 六月末は イヨカワキ モモニチマツル いよかわき ももにちまつる いよ乾き 桃に幸纏る 一層乾くため 熟果で勢いを付ける(桃祭) チノワヌケ ヰソラオハラフ ちのわぬけ ゐそらおはらふ 茅の輪抜け ヰソラを祓ふ ミナツキヤ みなつきや 六月や
-- "ト"のヲシテの形の説明 --
カタチハクニノ かたちはくにの 形は国の ナカハシラ マテニトトナフ なかはしら まてにととなふ 中柱 左右に調ふ トモトカミ ともとかみ "ト" 元神
ホハキネニスム ほはきねにすむ "ホ" は東北に住む フタメカミ アフツキフメオ ふためかみ あふつきふめお 二陰神 七月 二陰を 2陰を招く神 アニヤワシ アキカセツケテ あにやわし あきかせつけて 陽に和し 秋風告げて マヲマユミ ヰトオツムキテ まをまゆみ ゐとおつむきて 麻緒・麻結 糸を紡ぎて <の> タクハタヤ アワノホキウタ たくはたや あわのほきうた 長機や 陽陰の祝歌 カチニオシ かちにおし 梶に押し (七夕)
シムノモチホキ しむのもちほき 親の十五日祝 (盂蘭盆・魂祭) ヰキメタマ オクルハスヰヰ ゐきめたま おくるはすゐゐ 生神霊 贈る蓮飯 <が祖先に> <は> ヱナカノリ アヲキオトレハ ゑなかのり あをきおとれは 胞衣が典 仰ぎ踊れば 胞衣の擬え 天を仰ぎ踊れば (あわ踊り) アヰウクル ハツキハシメハ あゐうくる はつきはしめは 天意受くる 八月初めは 先祖の意識を受ける フタメサク アラシクサフス ふためさく あらしくさふす 二陰咲く 嵐 草臥す 2陰が勢いづいて (ノワキ)
-- "ホ"のヲシテの形の説明 -- ウカホキノ ホツミナラフル うかほきの ほつみならふる ウカ祝の 果実並ぶる 収穫祭の 稲穂を並べる ホモトカミ ほもとかみ "ホ" 元神
カハニシソラノ かはにしそらの "カ" は西空の カ元神は西の空にある ヲアケカミ ハツキナカヨリ をあけかみ はつきなかより 陽あげ神 八月半より 陽をあがらせる神 (8月15日) ミメノトク ニタコモチツキ みめのとく にたこもちつき 三陰の磨ぐ "似た子持ち月" ヰモハツキ ゐもはつき "芋果月"
ナツキミツキノ なつきみつきの 九月 上尽の ココナサキ ヲホトシキクノ ここなさき をほとしきくの 九菜咲き おおとし 菊の チリワタコ ササケテマツル ちりわたこ ささけてまつる 散り綿子 ささげて祭る 菊散の綿入れを 重ね着して祝う クリミサケ モチマエマツル くりみさけ もちまえまつる 栗見酒 十五日前祭る 小望月に祝う ホカラツキ マメヤカウタヱ ほからつき まめやかうたゑ 朗月 豆夜明宴 明月は カミオトリ かみおとり 香味踊り (生姜祭)
-- "カ"のヲシテの形の説明 --
カタチアカルキ かたちあかるき 形 分るき カモトカミ かもとかみ "カ" 元神
ミハキサニスム みはきさにすむ "ミ" は東南に住む ソノメフリ ヲカミシリソク そのめふり をかみしりそく その陰 振り 陽神退く その招く大陰は強く 陽気は退き ハツシクレ ヤヤメモミチテ はつしくれ ややめもみちて 初時雨 やや陰も充ちて しだいに陰は地に充ちて ナカコロハ ヲノカミツキテ なかころは をのかみつきて 半頃は 陽の神 尽きて (陽0+陰4) カミナツキ かみなつき 神無月
ネノツキツユモ ねのつきつゆも 十一月 露も シモハシラ コカラシフケハ しもはしら こからしふけは 霜柱 木枯し吹けば キハミオチ ヒラキハツクサ きはみおち ひらきはつくさ 木葉・実落ち 柊・初草 メハルナリ めはるなり 芽張るなり
-- "ミ"のヲシテの形の説明 --
カタチカセモツ かたちかせもつ 形 風持つ ミモトカミ みもとかみ "ミ" 元神
カクメヲオモル かくめをおもる かく陰陽を守る <八元神の> ソノナカニ トハミナミムク そのなかに とはみなみむく その中に "ト" は南向く ヒトクサノ コトホキノフル ひとくさの ことほきのふる 人草の 寿延ぶる
コノユヱニ トハノトウタノ このゆゑに とはのとうたの この故に "ト" は宣歌の トホカミヱヒタメ ハシメソト はしめそと 初めぞと
ツネナスコトニ つねなすことに 常なす事に アメオシルナリ あめおしるなり 陽陰を知るなり
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■印のついたものは筆者の個人的な意見です。
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