よろ  ヨロ  yoro

  

【(寄・在・居・宜)・万】
合い。合わせ。集まり。治まり。
匹敵。対。それぞれ。各。

しのよろの もすみはそろの ひとめくり まなそろあみて よろのかんくら』フしよろ

 
よる(寄る)」の名詞化。 
ここでは「A: 合う/合わす・集まる・治まる・匹敵する」などの意。

変態:「あひ(合)」「より(寄り)」「おり(居り・織)」「もり(守・盛)」「もろ(諸)
派生語:「よろし(宜し)

 
 

【宜・万・(弥・熟・喜・歓・佳・慶・嘉・選)】
正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」さま

よろまろひとり そはにあり きみはよわくて みそきまれ』ホ11
『さるたして たけのいわくら おしはなち いつのちわきの よろいさきホ24
『いのよろの たねはよわきも なかはしら もろもつくみも いよろなるへし』フいよろ
『をによろの こころはうちの さこくしろ うつひとはかみ かみはひとなり』フをよろ
すのよろは をけのとんとの かゆうらに のりゆみはしら うたうよろこひ』フすよろ

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  ●10,000。 

『ふるとしふより つきみけの ひとはもよろに つきむけの ひとはふそよろホ1
『いまのよは たたふよろとし いきなるる』ホ1
『ひかしのきみと みちうけて おおなゑことも まさかきの むよろにつきて』ホ4
『うゑつきは ふそひのすすの としすてに もふそよろなち ゐもふそに』ホ4 
『やしまなる よろますたみも うくめきて みちならえぬも ことわりと』ホ4

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  ●非常に多いさま。 ●色々。諸々。

『みやとのつくり おおやまと よろものうみて』ホ2
『たまふよろきは なめことの ちくさよろきの なおたたす』ホ10
『やもよろくにに よろこうみ みなくはりおく ひとのはつ』ホ14
『みけよろつなりそめのあや』ホ15
『そのきみの よろのみはたの まつりこと をさむやすみの たみはやた』ホ17

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よる(熟る)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。

変態:「いろ(色)」「いよ(弥)」「うお(大)」「うようよ」「よよ(弥々・万)
派生語:「よろもの(万物・万者)」「やそよろ(八十万)」「よろき(萬木)」「よろし(宜し)

 
 

【(揺・撚・縒・蹌踉)】
反るさま。それるさま。ねじけ曲るさま。乱れるさま。

『またひとなると をおきれは よろのをたうの やまそはこさき』ホ28

 
よる(揺る・縒る・撚る)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる・反る・それる・曲る・ねじける」などの意。

変態:「より(縒り・撚り)」「おろ(愚)

  

10/09/18

  

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