【合・和・会・相】【間】
1.合い。合わせ。添。 伴。対。みそ。菜。おつまみ。
『さけのむあゐに さくらのみ あきかえるひも さけおくる』ホ11 『めとるちちひめ あひともに つねむつましく みやひなせ』ホ11 |
2.収まる部分。釣り合う所。 あいだ。中。内。
『かつしまや かつみねやまと しまあいに かつうおなれは』ホ24 『ををきみゑみて たけすみに とよたまたせと かわあいの くにたまわりて』ホ26 『あいちたの おとめかとこに わかおきし いせのつるきの たちわかるやわ』ホ40 『みなみあお にしはくれない きたはきに ひかしはしろく あいもいろ』ミ6 |
3.結び付き。関係。
4.(状態を) 留めるさま・保つさま。
『あいものの うおはよそあり これもみか すすなにけせよ』ホ15 |
5.合わせ。対。一緒。釣り合わせ。匹敵。比較。ちょうど。
『たとえふとくと やつゐゐの わりあひかかゑ たまふへし』ホ192 『てりおれのあは またらゑた あひのてのあは にのたらち』ホ21 |
「あふ(合ふ・和ふ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・結ぶ・交わる・収まる・匹敵する・保つ」などの意。
また「あふ(合う)」は「あわ(陽陰)」が動詞化したもの。
変態:「あお(合・間)」「ゆひ(結)」
類語:「な(菜・和)」
派生語:「ほとらい(程らい)」
【(合・間/央)】
中心。中軸。中核。肝。
『かれおりとめの つすはたち おりはつのつす あひかなめ おりつめのつす』ホ39 |
「あふ(合う/央ふ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・匹敵する・釣り合う」、また「D:
正の方向(大・多・高・央・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・至る・中心にある・主導する」などの意。
変態:「あわ(陽陰・和・央)」
【あひ・あい・(合ひ)】
同意を返答する語。yes.
『わたのつりにて きくみふね むかふはみふね みちひくか あひとこたえて』ホ29 『みかつちの ふつのみたまお くらにおく これたてまつれ あひあひと』ホ29 |
「あふ(合う)」の名詞化。
変態:「はい」「おう」「おい」
類語:「しかり(然り)」
【(改・往・揺)】
往き来。改め。洗い。
『かなさきかめの はやあきつ あきこはしほの やもあひこ つのすけ』ホ6 『よよあらしほの あもあひに ひたせとさひぬ かんかかみ いまなからえり』ホ8 『つきはうなはら やおあいの はやあきつめや ここたえの』ミ逸 |
「あふ(改ふ・往ふ・揺ふ)」の名詞化。
ここでは「C:
回る/回す・行き来する/させる・改まる/改める」などの意。
【穢・埃・(猥)】
負の方向に離れるさま。「低まる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・果てる」さま
『かわあひののに おほみやお たててまつらす ひかわかみ』ホ39 |
「あふ(穢ふ・下ふ・劣ふ)」の名詞化。
ここでは「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。
関連語:「おあい(汚穢・汚埃)」「おわい(汚穢)」「ひわい(卑猥)」
【(陽陰・和)】
陽陰。またその和合。
『むかひのこしに とよたまの あゐみやいりと よろこひて』ホ26 『みそろのたつの みたまゑて なもあゐそろの かみとなる』ホ27 『へのなわの つりはゑみすの ほとほとに あゐとたゐとの とみそまねける』フへなわ |
「あわ(陽陰・和)」の変態。
変態:「あう(陽陰)」「あめ(陽陰)」
類語:「いせ(妹背)」「あおいかつら(葵桂)」
【鮎・香魚・年魚】
不明。
「川を上る」の意か。
『へのなわの つりはゑみすの ほとほとに あゐとたゐとの とみそまねける』フへなわ |
「あゆ」の名詞化。
変態:「あゆ(鮎)」
【天気・天意】
あの世の先祖の心。霊感。神意。
『ゐきめたま おくるはすゐゐ ゑなかのり あをきおとれは あゐうくる』ミ9 |
10/08/22
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