【原文カタカナ訳】      【語義考察】           【漢字読み下し】
 タカマナルアヤ        たかまなるあや          タカマ成る文
  
 ヤマクイノ タカマオコエハ  やまくいの たかまこえは    ヤマクイの     タカマを乞えば

 クサナキテ コホシオマツル  くさなきて こほしまつる    「草薙ぎて      九星を纏る
                                  [曲和ぎて]

 ユキノミヤ アメトコタチト  ゆきのみや あめとこたちと    ユキの宮      アメトコタチと

 スキトノニ ウマシアシカイ  すきとのに うましあしかい    スキ殿に      ウマシアシカイ

 ヒコチカミ アワセマツレハ  ひこちかみ あわせまつれは    ヒコチ神      合わせ纏れば
                                        <天の神々を地に>

 ナモタカマ          たかま            名もタカマ」
  
       モロアツマリテ        もろあつまりて              諸 集まりて

 ユエコエハ キミサホヒコニ  ゆえこえは きみさほひこに    故 乞えば      君 サホヒコに
                                          (アマテル)

 ミコトノリ          みことのり            御言宣
 
       コレタマキネニ        これたまきねに              これタマキネに

 ワレキクハ アメツチイマタ  われきくは あめつちいまた    我 聞くは      天地いまだ  
                                           (陽陰)

 ナラサルニ アメノミヲヤノ  ならさるに あめのみをやの    成らざるに     アメノミヲヤの

 ナスイキハ キワナクウコク  なすいきは きわなくうこく    なす息は      際なく動く
                                 (初の一息)

 アモトカミ ミツニアフラノ  あもとかみ みつあふらの    天元神       水に油の
                                     <を生む>

 ウカムサマ          うかむさま            浮かむ様
  
       メクルウツホノ        めくるうつほの              回る虚空の

 ソノナカニ アメツチトトク  そのなかに あめつちととく    その中に      天地届く
                                          陽と陰を連絡する

 ミハシラオ メクリワカルル  みはしらお めくりわかるる    実柱を       回り分かるる
                                          回る天元神が分離して成る

 アワウヒノ          あわうひの            泡・泥
    
       アワハキヨクテ        あわきよくて              泡は清くて

 ムネヲカミ ウヒハニコリテ  むねをかみ うひにこりて    宗陽上       泥は濁りて
                                陽に先立つもの

 ミナメカミ          みなめかみ            鄙陰上
                                陰に先立つもの
  
       ヲハカロキヨク        かろきよく              陽は軽ろ清く

 アメトナリ メハオモリコル  あめなり おもりこる    となり      陰は重り凝る

 クニノタマ          くにのたま            地の球
  
       ウヲセノムネハ        うをせのむねは              ウヲセのは
                                                (核)

 ヒノワナル ウメノミナモト  ひのわなる うめのみなもと    陽の環なる     ウメの鄙元
                                                (陰核)

 ツキトナル          つきとなる            月となる
  
       アモトアラワレ        あもとあらわれ              天元顕れ
                                        天元は神霊として顕在化し

 ウミテノル ウツロシナトニ  うみのる うつろしなとに    生みて乗る     ウツロシナトに

 ハオメクリ アリサマナセハ  めくり ありさまなせは    地を恵り      あり様なせば
                                     ホ18191

 ツキノミツ ウミトタタエテ  つきみつ うみたたえて    月の水       海と湛えて
                                 (=陰)
 ヒニウメル ウツホウコキテ  うめる うつほうこきて    日に生める     空 動きて
                                    (=陽)

 カセトナル カセホトナレハ  かせなる かせとなれは    風となる      風 火となれば

 ツチモマタ ミツハニトナル  つちまた みつはにとなる    地もまた      水・埴となる
                                (=陰)
  
  
 コノヰツツ マシワリナレル  このゐつ ましわりなれる    この五つ      交わり生れる
                                空・風・火・水・埴        (「生る」の連体形)

 カンヒトハ アウワアラワル  かんひとは あうわあらわる    上人は       "アウワ" 現る

 ミナカヌシ クニタマヤモニ  みなかぬし くにたまやもに    ミナカヌシ     地球八方に

 ヨロコウミ ハツニ      よろこうみ はつに        万子生み       果つに
  
       ヲウミノ              をうみの                  ヲウミの

 ヱトノコノ ヱミコアニツキ  ゑとの ゑみこあにつき    兄弟の子の     兄御子 上に継ぎ
                                                   (ヱの尊)

 ヲウミタス          をうみたす            ヲウミ治す
                                  (中央)
  
       オトミコノスム        おとみこすむ              弟御子の統む
                                           (トの尊)

 トシタクニ          としたくに            トシタ国
  
       コレイマハラノ        これいまはらの              これ今 ハラの

 ミヤノナモ トシタトイイテ  みやも としたいいて    の名も      トシタと言いて

 ヨヨノナ ○○○○○○○  よよのな ○○○○○○○    代々の名の     ○○○○○○○
 ○○○○○          ○○○○○            ○○○○○
  
       モモハカリノチ        ももはかりのち              百ハカリ後

 トノミコト ヱニウケヲサム  とのみこと うけをさむ    弟の尊       兄に受け治む
                                 (=トの尊)      (=ヱの尊)
 ソレヨリソ カワルカワリニ  それよりそ かわるかわりに    それよりぞ     かわるがわりに

 ヨオツキテ          つきて            代を継ぎて
  
       アメニカエレハ        あめにかえれは              天に還れば  

 ミナカヌシ オヨヒヱヒタメ  みなかぬし およひゑひため    ミナカヌシ     およびヱ・ヒ・タ・メ

 トホカミモ アメニクハリテ  とほかみも あめにくはりて    ト・ホ・カ・ミも    天に配りて

 ホシトナス アメトコタチノ  ほしなす あめとこたちの    星となす      アメトコタチの
                               <ミヲヤが>

 カミハコレ          かみこれ            神はこれ
  
       ノチソヒノキミ        のちそひのきみ              後 十一の君  

 キツヲサネ アミヤシナウモ  きつをさね あみやしなうも    キ・ツ・ヲ・サ・ネ   ア・ミ・ヤ・シ・ナ・ウも

 アニカエリ サコクシロニテ  あにかえり さこくしろにて    天に還り      サコクシロにて

 ミコトノリ ミナホシトナス  みことのり みなほしとなす    御言宣       みな星となす
                                    (ミヲヤ)
  

 コノカミハ ハラワタイノチ  このかみは はらわたいのち    この神は      腹腑・命・
                                 十一の君は

 ミケオモル ウマシアシカイ  みけもる うましあしかい    食を守る      ウマシアシカイ

 ヒコチカミ          ひこちかみ            ヒコチ神
  
       カレアメミコト        かれあめみこと              故 天尊

 ワノミコト          わのみこと            地の尊
  
       クニトコタチノ        くにとこたちの              クニトコタチの

 ナヨノカミ ミナサコクシロ  なよのかみ みなさこくしろ    七代の尊      みなサコクシロ

 ヨリノホシ          よりほし            よりの星
  
  
       アニアラワルル        あらわるる              天に現るる

 ヒノワタリ モモヰソトメチ  わたり ももゐそとめち    日の径       百五十トメチ
                                 太陽の直径は        150トメチ

 ツキノホト ナソトメチウチ  つきほと なそとめちうち    月のほど      七十トメチ内
                                  それに比して月は     70トメチに満たず
  
  

 ヒノメクリ ナカフシノトノ  めくり なかふしの    日の巡り      中節の外の
                                太陽の周回軌道は    中節の外側にある 

 アカキミチ ヤヨロトメチノ  あかきみち やよろとめちの    赤き道       八万トメチの
                                         その地球からの距離は8万トメチで

 ツキオサル ツキノシラミチ  つきさる つきのしらみち    月をさる      月の白道
                               月までの距離を超える  月が周回する白道は

 ヨヨチウチ          よようち            四万チ内
                               地球から4万トメチに満たず
  
  
       クニタマワタリ        くにたまわたり              地球 径
                                           地球の直径は

 モソヨチノ メクリミモムソ  もそよの めくりみもむそ    百十四チの     周り三百六十
                                  114トメチの      外周は

 ヰトメチノ ツキヨリチカキ  とめちの つきよりちかき    五トメチの     月より近き
                                  365トメチで      月から近い     

 ヒハトオク ツキハナカハニ  とおく つきはなかはに    日は遠く      月は半ばに

 チカキユエ ナラヘミルナリ  ちかきゆえ ならへみるなり    近きゆえ      並べ見るなり
                                          匹敵する大きさに見える
  
  
 モロホシハ アメニカカリテ  もろほしは あめかかりて    諸星は       天に篝りて
                                            天に輝いて

 マタラナス ツツヰハモトノ  またらなす つつゐもとの    斑 成す       ツヅヰは元の
                                 紋様(星座)を作る     星団・星雲は元明

 イロツカサ フソミカホシハ  いろつかさ ふそみかほしは    色司        二十みか星は
                                         アメトコタチと十一の神の
                                           20の明るい星は

 ヨシアシオ ハラノニシメス  よしあしお はらのしめす    善し悪しを     原野に示す
                                  吉凶の兆を       天空に表す
  
  
 アマメクリ ヒハヲヲキクテ  あまめくり ををきくて    陽陰回り      日は大きくて
                                  (日月の運行)

 ヒトオクレ ミモムソヰタヒ  ひとおくれ みもむそゐたひ    一送れ       三百六十五度
                                 1日の1回転を        365回で

 ヒトトシノ ハルタツヒニハ  ひととしの はるたつひには    一年の       春立つ日には
                                            冬至の日には

 モトニキテ ヒトタヒモトノ  もとて ひとたひもとの    元に来て      一度元の
                                   初めの位置に戻り

 ホシニアイ          ほしあい            星に合い
  
       ツキハオモクテ        つきおもくて              月は重くて

 ソミノリオ オクレヒニアフ  そみのりお おくれあふ    十三のりを     遅れ日に合ふ
                               1年で13日分に相当する道のり          →ホ16文
                               (今日の計算では365-354=11日)

 ツイタチソ          ついたちそ            "ついたち" ぞ
  
       ホシニソミアフ        ほしにそみあふ              星に染み合ふ

 アメハヱナ ヒツキヒトミナ  あめゑな ひつきひとみな    天は胞衣      日・月・人 みな

 アメノエナ          あめのえな            陽陰の枝
  
       ソトハタカマノ        そとたかまの              外はタカマの

 ハラマワリ モモヨロトメチ  はらまわり ももよろとめち    周り       百万トメチ
                                 原の外周
 ホシマテハ ソヰヤチトメチ  ほしまては そゐやちとめち    星までは      十五八千トメチ
                               胞衣に張り付く星までは
                                           (158,000×2×π=992,240
                                                  ≒百万トメチ)
  
 ソノソトハ ナモトコシナエ  そのそとは とこしなえ    その外は      名も "とこしなえ"

 ヤスミキハ ヤイロノニキテ  やすみきは やいろのにきて    八隅際       八色の和幣
                                            (八色幡)

 ミナミアオ ニシハクレナイ  みなみあお にしくれない    南 青        西は紅

 キタハキニ ヒカシハシロク  きたに ひかししろく    北は黄に      東は白く

 アイモイロ          あいいろ            間も色
  
       ミヲヤノソハニ        みをやそはに              ミヲヤの傍に

 ヤモトカミ マモルトホカミ  やもとかみ まもるとほかみ    八元神       守る トホカミ  

 ヱヒタメノ ヱトノコトフキ  ゑひための ゑとことふき    ヱヒタメの     兄弟の寿
                                         8兄弟は人の寿を守る

 アナレカミ ネコエサツケテ  あなれかみ ねこえさつけて    天均神       根隅 授けて
                                           内臓と外殻を授けて

 ミソフカミ ミメカタチナス  みそふかみ みめかたちなす    三十二神      見目形 成す
                                          外観・容姿を調える
  
  

 シタツモノ ソムヨロヤチト  したつもの そむよろやちと    親つモノ      十六万八千と
                                  付随する小霊

 モリオヱテ ヒトウマルトキ  もりて ひとうまるとき    を得て      人生まる時
                                  元守を得て

 カミトモノ タマシイムスヒ  かみもの たましいむすひ    神とモノ      魂・魄 結び
                                   守神と小霊     魂/魄が結び付いて

 タマノヲト ヰクラムワタモ  たまのをと ゐくらむわたも    霊の結と      五臓六腑も
                                 霊の結となり

 ソノカミノ ソヨタテソナエ  そのかみの そよたてそなえ    その上の      十四経 備え  
                                                    ホ14文

 ヒトトナス          ひととなす            人となす
  
       アメノミヲヤノ        あめのみをやの              アメノミヲヤの

 ヲヲンタケ ヤモヨロトメチ  ををんたけ やもよろとめち    大御丈       八百万トメチ
 ミノヒカリ モトモトアケノ  ひかり もともとあけの    身の光       元元明の
                                       <即ちこれは>

 アマメクミ トトクハシラハ  あまめくみ ととくはしらは    陽陰恵み      届く柱は
                                 陽陰のエネルギー   それを届ける柱は

 スキトホル ナカノクタヨリ  すきとほる なかのくたより    透き通る      中の管より
                                目には見えないが    内部の管を介して

 ハコフイキ クルマノウテキ  はこふいき くるまのうてき    運ぶ息       車の腕木
                                陽陰恵みの息を運ぶ   車のスポークの如く
                                          内から外に放射する

 ココノワノ ヒヒキテメクル  ここのわの ひひきめくる    九の輪の      響きて巡る
                                     九つの輪が        伝え巡らす

 イキノカス ヨロミチムヤソ  いきのかす よろみちむやそ    息の数       万三千六百八十
                               息の数は        1日当り13,680  →ホ16文

 ヒトノイキ ササナミモコレ  ひといき ささなみこれ    人の息       細波もこれ
                                人の呼吸数や    細波もこれに起因する
  
  
 トメチトハ メノミソムフム  とめちとは みそむふむ    トメチとは     女の三十六踏む
                                                                         36歩=1畝

 セハトイキ モモイキハマチ  いき ももいきはまち    畝は十イキ     百イキは町
                                                 1畝=10往          100往=10畝=1町

 ミソムサト サトミソヤナリ  みそむさと さとみそやなり    三十六 里      里 三十八なり
                                  36町=1里       1トメチ=38里
  
  
 ミヲヤカミ ミテクラソムル  みをやかみ みてくらそむる    御祖神       幣 添むる
                                   先祖の神霊に       幣を供える

 ハルアキノ イキハクタヨリ  はるあきの いきくたより    春秋の       息は管より
                                春秋の始めの
 サキリナス          さきりなす            紗霧なす
                                透明な霧を出す
  
        ヱニユツルキリ        ゆつるきり              '' に譲る霧
                                           ヱ元神に委ねる霧は

 ヒオマネキ フユヒヲカエス  まねき ふゆかえす    日を招き      冬一陽還す
                                           冬至に一陽を戻す
  

 トハナツニ ツキノメカエス  なつに つきかえす    '' は夏に     月の陰還す
                                  ト元神は夏至に    月の一陰を戻す

 ハルアキソ          はるあきそ            春秋ぞ
  
       アメユツルヒハ        あめゆつるひは              天譲る日は
                                          陽を委ねる太陽は

 アノサキリ クニユツルツキ  あのさきり くにゆつるつき    "天の紗霧"     地譲る月
                                   陽の紗霧の源    陰を委ねる月は

 ハノサキリ          はのさきり            "地の紗霧"
                                   陰の紗霧の源
  
      テレハタタユル        てれはたたゆる              てれば称ゆる

 ミナカヌシ アキリニノリテ  みなかぬし あきりのりて    ミナカヌシ     天霧に乗りて 

 ヤモニユキ ヒツキノミチオ  やもゆき ひつきのみちお    八方に行き     日月の道を
                                地球八方に巡幸し     上下の道

 ユツリ            ゆつり              譲り
  
    ハニ アカタノカミノ     に あかたのかみの    地に         県の上の
                                          県を統べ治める

 イロクニト ナツケアノミチ  いろくにと なつけあのみち    色国と       名付け 天の道
                                  何国と

 ハノミチモ アシノコトクニ  はのみちも あしことくに    地の道も      葦の如くに

 タツユエニ          たつゆえに            立つゆえに
  
       ヨソコノカミハ        よそこのかみは              四十九の尊は
                                   <仕事を成し遂げた>

 アニカエリ モトノタカマノ  あにかえり もとたかまの    天に還り      もとのタカマの

 ハラニアリ          はらあり            原にあり
  
       クニタマクワシ        くにたまくわし              地球 細し
                                              (縮図)

 サコクシロ カレカミマツル  さこくしろ かれかみまつる    サコクシロ     故 神纏る

 ハモタカマ スカノトコロハ  たかま すかのところは    地もタカマ     清の所は

 コレニクラヘン        これくらへ          これに比べん
  
  
 ヲオンカミ オリノミユキニ  をおんかみ おりみゆきに    大御神       折の御幸に
                                 (アマテル)      たまさかの御幸に

 キキマセハ コキミモミコト  ききませは こきみもみこと    聞きませば     九君 百尊
                                  聞し召せば

 ミチヒコモ ミナツツシミテ  みちひこも みなつつしみて    三千彦も      みな謹みて

 ウヤマイニケリ        うやまいにけり          敬いにけり

  

  

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