ミナカヌシ・アメナカヌシ

→ みなかぬしあめなかぬし
  

天御中主神。
地に生まれた初の人間で、アメノミヲヤの顕現とされる。 元祖クニトコタチ
アメノミヲヤの「初の一息」は天元神を生む。天元神のエネルギーは陽と陰に分離し、さらに陽は空・風・火、陰は水・埴に分れる。水・埴は地球をつくる。陽の核は日となり、陰の核は月となる。空・風・火・水・埴の5つが交わって、地球に初めて人 (ミナカヌシ) が生まれる。

ミナカヌシは地上に万子を生み、「トホカミヱヒタメ」の八御子を代嗣として、地上の八方に下らせて治めさせる。その次に「キツヲサネ」「アミヤシナウ」が続き、ここまでを「フソヨ(二十代)」というらしい。その後、クニサツチトヨクンヌと引き継がれる。ただし記述が極めて少ないため正確なイメージはつかみ難い。

天に還ったミナカヌシを、アメミヲヤは北極星の方向の奥に置く。その座を中御座という。中御座を中心に、八方にトホカミヱヒタメの天元(アモト) を配し、さらにその外側にアイフヘモウスシの天並(アナミ) を配した。 フトマニ図

ハコクニヒタカミタカマにミナカヌシを祭り、ヒタカミ国を建国する。

  

ミナカヌシヱの尊トの尊地尊(1)━地尊(2)━地尊(3)━地尊(4)┓
                               ┃
     ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
     ┃
     ┃                            ┏クラキネ
     ┃                            ┃
     ┗━クニサツチトヨクンヌウヒチツノクヰオモタル ┣ココリ姫
            ┃          ┃          ┃
            ┃          ┗アメヨロヅアワナギイサナギ
            ┃             ↑  ┃       ┃
            ┃             ┃  ┗サクナギ   ┣ヒルコ
            ┃             ┗━━━┓      ┃
            ┣ハコクニキノトコタチアメカガミ┛      ┣アマテル
            ┃           ┃            ┃
            ┃           ┗ムスビ(2)┓       ┣ツキヨミ
            ┗ウケモチ             ┃       ┃
                                       ┏━━━━━━━━━┛       ┣ソサノヲ
                    ┃                               ┃
                                       ┗ムスビ(3)━ムスビ(4)━トヨケイサナミ
                                   ┃
                                   ┣ヤソキネ
                                   ┃
                                   ┣カンサヒ
                                   ┃
                                   ┗ツハモノヌシ
  

  

埼玉県秩父市番場町、秩父 (チチブ) 神社
熊本県八代市妙見町、八代 (ヤツシロ) 神社
岩手県奥州市水沢区字日高小路、日高 (ヒダカ) 神社
  

★『Wikipedia 天御中主神』現在、主にこの神を祭る神社には、妙見社系、水天宮系と東京大神宮や四柱神社などの近代創建の3系統がある。 妙見社系の端緒は、道教における天の中央の至高神(天皇大帝)信仰にある。北極星・北斗七星信仰、さらに仏教の妙見信仰 (妙見菩薩・妙見さん) と習合され、平田篤胤が北斗七星の神とする教学を確立した。
  

トコヨ尊 木の実 東に 植えて生む ハコクニの尊 ヒタカミの タカマに纏る ミナカヌシ2文
『空・風・火と 水・埴の 五つ 交わりて 人となる アメナカヌシの はこれ』14文
『八方万地に 万子生み みな配り置く 人の初 に還りて アメミヲヤ14文
ウケモチが 八月初日に 成る果穂 トヨクンヌシに 奉る は赤白黄の 結和幣 天中主の 神纏る』15文
『空・風・火と 水・埴の 五つ交わりて となる 後は妹背 とつぎ生む』16文
『'カ'の神霊 堅地に喜び 'ウハ' の手を 地と天に分けて 'ア・イ・ウ・エ・オ'』
18文
空・風・火と 水・埴の 交わり生れる ミナカヌシ 八面に生める 人は星 星は胤なす 御祖神』18文
天地開け 生る神の ミナカヌシより 計り無き 人種分かれ 貴きも 尊も彦も 生る道を』ミ1文
アメナカヌシの 百ハカリ齢 天の周りの 百万トメチ 生まれ罷るも 一回り』ミ4文
ミナカヌシより "" の代に 増し減り一度 "" の代にも 寿 変わり』ミ4文
『陽に生める 空 動きて 風となる 風 火となれば 地もまた 水 埴となる』
ミ6文
『この五つ 交わり成れる 神人は "ア・ウ・ワ" 現わる ミナカヌシ
ミ6文
地球八方に 万子生み 果つにヲウミの 兄弟の子の 兄御子 上に継ぎ ヲウミ治す 弟御子の統む ト下国ミ6文
『天に還れば ミナカヌシ 及びヱ・ヒ・タ・メ ト・ホ・カ・ミも 天に配りて 星となす アメトコタチの 神はこれ』ミ6文
ミナカヌシ 天霧に乗りて 八方に行き 日月の道を 譲り 地に の上の 色国と 名付け』
ミ6文
『これより先は 天地の 成りて生れます ミナカヌシ 二十代に生める 民草の 穴に住まえば 人ならず』ミ8文

  

  

【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】