ハコクニ

→ 語義
  

葉木国。
トコヨ尊 (おそらくクニサツチ) の子。
東北の地にミナカヌシを写し、を植えてヒタカミ国を建国。
これによりヒタカミもクニトコタチの皇統を受け継ぐ国となる。 
子のキノトコタチが初代タカミムスビとなる。
   

                                  ┏クラキネ
                                  ┃
クニトコタチクニサツチトヨクンヌウヒチニツノクヰオモタル ┣ココリ姫
            ┃          ┃          ┃
            ┃          ┗アメヨロヅアワナギイサナギ
            ┃             ↑  ┃       ┃
            ┃             ┃  ┗サクナギ   ┣ヒルコ
            ┃             ┗━━━┓      ┃
            ┣ハコクニキノトコタチアメカガミ┛      ┣アマテル
            ┃           ┃            ┃
            ┃           ┗ムスビ(2)┓       ┣ツキヨミ
            ┗ウケモチ             ┃       ┃
                                       ┏━━━━━━━━━┛       ┣ソサノヲ
                    ┃                               ┃
                                       ┗ムスビ(3)━ムスビ(4)━トヨケイサナミ
                                   ┃
                                   ┣ヤソキネ
                                   ┃
                                   ┣カンサヒ
                                   ┃
                                   ┗ツハモノヌシ
  
クニトコタチは、ここではミナカヌシトホカミヱヒタメキツヲサネアミヤシナウの総称。
  

  
奈良県吉野郡十津川村玉置川、玉置 (タマキ) 神社
  

ウヒチニの養子に入ったアメヨロヅから逆算すると、ハコクニはおおよそトヨクンヌと同一世代に当たる。クニサツチの五人の子の内、一人が代嗣(君)でトヨヌンヌ。ハコクニとウケモチが臣となった二人ということか。 
  

トコヨ尊 木の実 東に 植えて生む ハコクニの尊 ヒタカミの タカマに纏る ミナカヌシ2文
タチハナ 植えて 生む御子の タカミムスビを 諸 称ゆ 東のトコタチや』2文

  

  

ハコクニミヤ

  
ヒタカミのハコクニの宮。 
ハコクニの子のキノトコタチは、ここにマサカキを植え始める。
  

真榊を ハコクニ宮に トコタチの 植えて国名も ヒタカミの タカミムスビの 植継ぎの 二十一の鈴の 百枝後』28文

  

  

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