1.天のサコクシロの中心部の九座、これを「タカマ」という。 →フトマニ図
2.地における1のコピー。中心。中央政府。都。 =あめ(天)
3.2において政事を執り行う場所。上臣による会議の場。特にかくみや(橘宮)。
4.譲位後のアマテルの座所。イセ。
『言の葉なくて "待ち給え 後 返さん"
と 持ち帰り タカマに到り 諸に問ふ』1文
『トコヨ尊 木の実
東に 植えて生む ハコクニの尊 ヒタカミの タカマに纏る ミナカヌシ』2文
『諸守の タカマに政 議る後 ツハモノヌシが 二尊の 一姫三男生む 殿五つ』3文
『諸守の 守議りなす タカマにて オオモノヌシが 日の神の 斎名の謂を 諸に問ふ』4文
『代々受けて 治む五代の ミムスビの 斎名タマキネ 元明を 写す
タカマに』4文
『アメミヲヤ 元々・天並 三十二神 纏れば
"廻みの トヨケ尊" 東の君と 道
受けて 大嘗事も 真榊の 六万に継ぎて』4文
『趣 告げる 雉子にて ムカツ姫より 言宣し タカミに祭る トヨケ神』6文
『御端より 差使に召す カンサヒと コクミ・母子と タカマにて カナサキ問わく』7文
『ヤスカワの 闇に驚く オモイカネ 灯燃に馳せ 子に訪ひて "タカマに議り 祈らんや"』7文
『然る後 タカマに議り ソサノヲの 咎は千回の 三段枯れ 髪抜き一つ 爪も抜き まだ届かねば 殺す時』7文
『ココ沢山の 早雉子 杼投ぐる告げの タカマには 守議りして』8文
『またハタレ 日隅・ヒタカミ 橘山下 二岩浦に 継ぐ告げ(黄楊)の
櫛の歯 挽けば 諸守は タカマに議り』8文
『タカマは '六つの ハタレ
醸み 蜂の如くに 濫るれば' 守議りして ハタレ 討つ』9文
『タカマには 弓
打ち鳴らし 渦侍
身の 奏でるを見て 大御神 桑もて造る 六弦琴』9文
『ホロロ 泣けども 鉤の鯛ぞ さかなと極るも 愚かなり タカマは民の 笑す尊 いとかけまくぞ 御言宣』10文
『中国の カスガに到り その父の ココトムスビに 乞ひ受けて タカマに上り』16文
『陽陰晴れて 和かに御幸 遊びます タカマは万の 国形 これオノコロと にこ笑みて 中の巌に 御座します』18文
『麓社に 宣ぶるは 昔 陽陰清く タカマに政 議る後』ミ3文
『九星を纏る ユキの宮 アメトコタチと スキ殿に ウマシアシカイ ヒコチ神 合わせ纏れば 名もタカマ』ミ6文
『地球 細し サコクシロ 故
神纏る 地もタカマ 清の所は これに比べん」ミ6文
高天の原。
天の『タカマノハラ』は天上界、あるいは全宇宙。 =サコクシロ
地の『タカマノハラ』は都の圏(和つ君の坐す領域)をいう。
トヨケとオシホミミの時代は、ヒタカミの圏を指す。
★『伊勢内宮神前祝詞』
神風(かむかぜ) の伊勢國(いせのくに)
折鈴(さくすず) 五十鈴原(いすずのはら)
の底津石根(そこついはね)
に大宮柱(おほみやばしら)
太敷き(ふとしき) 立て 高天原(たかまのはら)
に比木(ひぎ) 高知りて
(たかしりて) 鎮まり坐す …。
『人は天地 象れり 空はタカマの 原の内 目・鼻に知るも 日・月・星』17文
『タカマのハラの 神司 和照らします 大御神 祝ぎ奉る 宣中に』22文
『赤白黄の木綿の 幣に 火水を結ぶ オキツヒコ ここもタカマの ハラなれば 弥々に誓ふる 宣言に』22文
『アメナカヌシの百ハカリ万 天の巡りの百万トメヂ 生まれ
罷るも 一巡り』ミ4文
『諸星は 天に篝りて 斑
成す 綴は元の 色司 二十甕星は 善し悪しを 原野に示す』ミ6文
『外はタカマの ハラ周り 百万トメチ 星までは 十五八千トメチ その外は 名もトコシナエ』ミ6文
『天の道 地の道も 葦の如くに 立つ故に 四十九の尊は 天に還り 元のタカマの 原にあり』ミ6文
『ムロ屋・宮殿 民の屋も 棟はタカマの 原までも 千木高知りて 障り無し』ミ8文
『タカマの原の ヲヲミヤ姫 トヨハタ
典侍や 勾当の』ミ逸文
→ かりみや
高天の原の仮宮。
都の圏の仮宮。
この場合「ヒタカミ圏の仮宮」の意。後のカシマ宮のことを言っている。
『タカマの原の 仮宮に 帯 賜われば 諸が名も "直ちの宮" と モノノベが 愛でて造れる カシマ宮』16文
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