タチカラヲ

→ 語義
  

天手力雄神。天手力男命。 
オモイカネ(アチヒコ) ワカ姫の子。斎名:シツヒコ。

生まれるとき母の胎内に36月宿っていたという。 
アマテルがソサノヲの乱行を恐れて籠った結室の戸を取り除く。 
(この結室の戸が信濃に飛んで行き、戸隠神社の祭神になったという話はホツマにはない。) 
ハルナハハミチ
アヱノミチとの戦いに参加。 
イサワで父の後を受けて日夜見をしていたが、ニニキネの八州巡りに同行し、その先駆りを勤める。 
ニニキネの命によりハラミの八湖を掘る。 
  

茨城県那珂市静字帝青山、(シズ) 神社
岐阜県岐阜市蔵前、手力雄 (テヂカラオ) 神社
長野県上水内郡戸隠村、戸隠 (トガクシ) 神社奥社

  

アワナギイサナギ
       ├───────────ヒルコ
    ┌イサナミ           │
    │               ├タチカラヲ
    │               ├ウワハル
 トヨケ┤               ├シタハル
    │               ├イキシニホ
    │               │
    └ヤソキネ───タカキネ───オモヒカネ
  

シタテル姫と アチヒコと 妹背を結びて 諸共に ここに治めて 生む御子は 斎名 シツヒコ タチカラヲかな』6文
ヤスカワの 闇に驚く オモイカネ 灯燃に馳せ に訪ひて "タカマに議り 祈らんや"』7文
笑み 細く 窺えば 結戸を投ぐる タチカラヲ 御手 取り出し 奉る ツハモノヌシが 閉縄に "な返りましそ"』7文
『逃げんとするを タチカラヲ ハタレ治主に 飛びかかり 力 争ひ 押し縛る』8文
『ここにハタレが 胸騒ぎ 逃ぐるを掴む タチカラヲ ついにの 縄縛り』8文
大御神 九十六月 座す このコヤネ 百月 座せり タチカラヲ 三十六月 座す サルタヒコ 十六年 居れど これは稀れ』16文

タチカラヲ 進み申さく "盗人の 三つ目に知るる 槌 如何ん" 神は和して 御言宣』17文
谷を出て たまゆら聞けば 瑞 知れり 喩ひ イソラも ・狗も  拉ぐ心持で 侍べりき』17文
イセに侍る 御子の弟 キヨヒト 御言宣 "汝とチカラと 早船に 行きて斎船 奨むべし"』20文
『よりて御孫と タチカラヲ ワニ船に乗り 上総の ツクモに着きて カトリ宮 神言 宣れば』20文
ニニキネと タチカラと行く ヒタカミの 君を拝みて 由を告げ 後に御孫と タチカラと イサワに帰り 返言す』20文
ムラクモ の 御供に アスカに侍る タチカラヲ 親の後とて ここにあり 巡幸りの御供  乞ふ故に』24文
『先駆は タチカラヲなり 次カツテ オオモノヌシと 三種櫃 八房御車 次コヤネ 駕籠・馬 八十の モノノベら』
24文
タチカラヲ 八方に掘らしむ の名も 東はヤマナカと 東北はアス 北はカハクチと 北西モトス 西はニシノウミ』24文
『西南キヨミ 南はシビレウミ 東南はスド ニハリの民が 群れ来り 掘り土を 峰に上げ "八房計り" と 天に応え』24文
ハタレ君 七十万九千を 群れ集め 国を乱れば スミヨロシ カトリカシマや イフキヌシ カダタチカラヲ クスヒ尊28文
『みな得て これを打つ 時に六ハタレ みな降る これ皇尊の 御言宣』28文

  

  

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