(外れ)。
『進み出る タケミカツチが 十六丈の 万に優るる 力にも 知らぬハタレの 訝さを 訴つや』8文
『やや知る真 ハタレとは 天にも居らず 神ならず 人のねぢけの 研ぎ優れ 凝り合て六つの ハタレ成る』8文
『陽陰のカゴ弓 ハハ矢添え "ハタレ破れ"
と 賜ひけり』8文
『また早雉は 大ハタレ 根の立山に 現れて アノに到れば 守議り フツヌシ遣りて これを打つ』8文
『流離手も ハタレも放来 満つ足らず カカンなすかも 手立尽き 故ノンテンも あに効かず 日月と我は 天下照らすさ』8文
『このハタレ ヌヱアシモチぞ 化け術に 誑らかす者 皆
斬らん』8文
『時にクスヒが 隈の神 招けば烏 八つ来たる』8文
『ここにハタレの 霊(血)を絞り 誓ひ
留めて 潮浴び 影写す時 六十万人 人成るは皆 民となる』8文
『人成る法の 御鏡を セオリツ姫の 持ち出でて 後のハタレの 人と成る マフツの鏡 見るために フタ見の岩と』8文
『"思い思えば ハタレとは 驕る心の 我から"
と やや知る今の ソサノヲが 悔みの涙』9文
『アマテル神の 法を得て 諸守の討つ ハタレ中 上つハルナが "謀らん"
と 神息 算めば』12文
『天形に 神
賜れば 諸ハタレ 障りなすとも 君が身に 一度代り 忽ちに 立ち働きて 君が汚穢 みな免かるる 天形の神』12文
『我が心 招け トホカミ ヱヒタメの 国は道展ぶ 器物 招かば諾に 現れて ハタレ敗れば 障り無し』14文
『荒猛心 子に求め 利き過ぎ
ねぢけ よこしまの ハタレとなるぞ マスヒトら 幼の時は ねぢけの芽 早や改めよ』17文
『鞭を逃るる 早利きを 褒め喜べば 過ぎねぢけ ハタレとなるぞ』17文
『早きハタレに 赴かで ヤタのカガミの 謂
聞けば 汚曲を避るぞ 我が心 入れて癒すく 陽陰が守るぞ』17文
『ハタレ頭 ハルナ
進みて 大御告げ』17文
『鋭過ぎて成る ハタレ共 それ試みに 技を為せ 我
早や除く ミヤビあり』17文
『またの汚に ついに天より 詰みせらる 故
汚起こりを 容易くに 許せば民も みな驕る これよりハタレ 現るる』23文
『飾りより 驕りになりて 研ぎ化かる 果てはハタレの 国乱れ 民
安からず 故 常に 民の癒すき 木綿を着る』23文
『後にハタレが 乱る時 カナサキ及び 六将守 剣
賜わり ハタレ討ち 八民治むる 勢ひも 枯れは涸らして 活きを熟る』23文
『ハタレ 敗るの 名をもがな 問えば
和照る 御言宣』23文
『"ハタレが禍は 近付けず 弓矢に破り 近付けば 太刀打ち払ふ 身の垣ぞ』23文
『その神形の 妹背の国 通り
立つ富む 神風を 羨みねじけ 化物が 自ら褒めて ハタレ君』28文
『ハタレ君 七十万九千を 群れ集め 国を乱れば スミヨロシ カトリ・カシマや イフキヌシ カダ・タチカラヲ クスヒ尊』28文
『みな器得て これを打つ 時に六ハタレ みな降る これ皇尊の 御言宣』28文
『昔ハタレを 敗らんと 禊なす時 神の裳の 岩に懸かりて ひた引けば 滝落ち下る サクナダリ』28文
『陽陰に祈れば 屑流れ 蛇
足を噛む 追い詰めて 留まる蕨で 括り棄つ 裳裾の屑に 敗る故 末葛用い これを治す』28文
『シムミチ敗る 器得る 穢禊して 器得て 六ミチを敗り 治む民 みな裳裾の 流れなり』28文
『もの(物部) 弓に ハタレ
破れば 琴の音の 和しも弓ぞ 尊かりける』フ077
ハタレのモノ。ハタレ霊。ハタレ実。
ハタレの実体。邪霊。人に憑いてハタレとなさしめるハハ・イソラなどのねじ曲がった霊。
『ついに愚霊に 舐められて 法の崩るる 節々に ハタレのモノの 蠢めきて 障いの声の 恐ろしく』8文
『神力 祓い除かば 自ずから ハハもイソラも 捩り返し 射る矢も受けず 上の矢は 必ず当る ハタレ霊の ワザや露わす』8文
『大御神 賜ふ葛末 蕨縄 カナサキ
受けて 攻め口の 諸に授けて 呪えば ハタレのモノの 術成らず』8文
1.邪霊に憑かれて、ねじ曲がった者(人)。 =モノマ
『逃げんとすれど 上軍 勝ちて生け捕る ハタレマを 乾く日照りに つなぎ置き 遂に生け捕る ハタレ頭』8文
『ハタレマ奪ひ 争えり 御方は蕗を 焚き燻す ハタレ咽んで 退くを 追い詰め縛る 千ハタレマ』8文
『御方の投ぐる ふと環 群れ貧りて ハタレマを 撃ち追い詰めて みな括り ついにイツナも 蕨縄』8文
『大御神 予てサツサに 歌見
付け 投ぐれば嗜む ハタレマを サツサ付つ歌』8文
『そのヲシテ ハタレマ
九千と 民 九万 埋むタカノの タマガワぞこれ』8文
『ハタレマの 財 集めて 末
消ゆる これ鈴暗ぞ 生きの内 欲を離るる これは鈴明ぞ』13文
『九十六月経て 生み給ふ アマテル神ぞ ハタレマの 障れど帯に 調ひて 四十八備わる その例』16文
ハタレ頭。
ハタレの首領。
『逃げんとすれど 上軍 勝ちて生け捕る ハタレマを 乾く日照りに つなぎ置き 遂に生け捕る ハタレ頭』8文
『ヰツナミチ 万の獣に 化け懸かる
ミカツチ 行けば ハタレ頭 進みて曰く "先
二人 我に返せよ"』8文
『ハタレ頭 ハルナ進みて 大御告げ』17文
ハタレ根。
六ハタレ蜂起の根源ということで、サホコ国のマスヒトのアメオシヒをいう。
『打ち連れ 宿る サタの宮 法を定めて ハタレ根も シラヒト・コクミ オロチらも 討ち治めたる』9文
『ソサノヲが 心を寄する シムの歌 実の塵
放れば カハ消えて 賜ふヲシテは ヒカハ尊 ハタレ根を討つ 功や』9文
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