天忍日命。
カンサヒの子。
モチコにより寡婦のクラコを娶り、父カンサヒの後を受けてサホコチタル国のマスヒトになる。その祝の恩赦により死罪を免れたシラヒト・コクミを召し抱え、その後にはオロチに変じたモチコ・ハヤコに取り込まれて、中央政府に背き、六ハタレ蜂起の原因となる。最期はソサノヲ・イブキヌシの官軍に征伐されたようだ。
六ハタレの根源ということで『ハタレ根』ともいう。
富山県福岡町矢部、日尾 (ヒオ)
神社
富山県砺波市林、林 (ハヤシ)
神社
ウヒチニ┬ツノクヰ─オモタル ┌ココリ姫 │ │ └アメヨロヅ┬アワナギ─┼イサナギ───アマテル │ │ ┃ └サクナギ │ ??????? ┌─モチコ──アメノホヒ │ ┃──┤ ┃ └クラキネ └─ハヤコ──タケコ・タキコ・タナコ ┃──┐ サシミメ └─クラコ ┃ トヨケ───カンサヒ───アメオシヒ
『モチが クラ姫を カンサヒの子の アメオシヒ 娶わせ典侍が 兄となし 父マスヒトの 纏り継ぐ』7文
『シラヒト・コクミ この祝 半ば清を得て "さすらひ"
の ヒカワに遣るを マスヒトの 我が臣となす』7文
『さすらなす 二流離姫 憤り ヒカハに怒り 成る愚霊 弥に蟠り コクミらも
番えてシムを 奪ひ食む』7文
『僕に 根のマスヒトが 教えけり "功
成らば 国つ守 これソサノヲの 御言なり"』8文
『簸川の上の 八重谷は 常に叢雲 立ち昇り 背に茂る 松・榧の 中に八岐の 蛇
居て』9文
(『卑郷の守の 結谷は 常に叢雲 立ち昇り 背に茂る 曲・朽の 中に病曲の 愚霊居て』)9文
『君は禊の サクナタリ "ハタレ厭ふ"の 種を得て みよ治まれど 源は 根のマスヒトに 因るなれば』9文
『阿
癒える事は 後の忠 功成せば 晴れやらん 我を助けて 一途に マスヒト討たば 忠なりと』9文
『打ち連れ 宿る サタの宮 法を定めて ハタレ根も シラヒト・コクミ 愚霊らも 討ち治めたる』9文
『天のマスヒト 背く故 六ハタレ
四方に 湧き満ちて 民
苦しむる その時に アマテル神の 法を得て』12文
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