タマガワ・タマカワ

→ 語義
  

  1. 治曲野のタマガワ (霊郷・保郷)。
    ハタレマ
    九千人と民九万人の霊(血)を抜いて書いた誓書を埋めた地。 

    『そのヲシテ ハタレマ 九千と 民 九万  埋むタカノの タマガワぞこれ』8文
     
    ★忘れてもくみやしつらん旅人のたかののおくのたま川の水
    「高野(こうや)の玉川」は高野山金剛峯寺で、弘法大師(774〜835)の廟(びょう)へ向かう時に渡る川。大師廟の裏の霊峰から流れ、死者の霊を清め、供養を行う川です。歌には前置きがあります。「高野の奥の院へ参る道に、玉川という河の水上(みなかみ)に毒虫の多かりければ、この流れをのむまじき(のんではいけない)よしをしめしおきて後、詠み侍りける」。歌は「忘れてくみはしなかっただろうか、旅人は。高野の奥の玉川の水を」と訳せます。神聖な川なのに「毒虫」とは意外ですが、むやみに触れてはいけないという禁忌をつくることで、玉川や奥の院という聖域の俗化を防いだと解釈できるそうです。http://www.asahi.com/special/kotoba/archive2015/moji/2011052300008.html%3Fpage=3.html
     
      
    その後、化け物が出るようになったのでイフキヌシが宮を建てて鎮める。
     
    和歌山県伊都郡かつらぎ町大字上天野、丹生都比売 (ニウツヒメ) 神社
     
    タカノには 化け物 出でて イフキヌシ 宮を建つれば 鎮まるに ヲシテ 賜わる タカの尊8文
      
      
       
  2. トラガシハが賜ったタマカワアフミ (尊代鐙・多摩川青梅)。
      
    トラガシハ 拾い考え 鐙 挿し 今 奉る 珠飾り 褒めて賜わる 村の名も タマカワアフミ ミサシ国39文

  

  

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