虎柏。
トラガシハはヤマトタケの鐙の片方を野で拾い、これを挿してヤマトタケの肖像を造り、サガムの館に再来した折に奉る。ヤマトタケはこれを誉めて、タマガワアフミと名付けた村をトラガシハに賜わる。
またヤマトタケはその国を、自身を留める「身挿し国」と名付け、相模国と共にタチバナモトヒコに賜う。後に「ミサシ」が「ムサシ(武蔵)」に訛ったものと推測される。
後に景行天皇が、ヤマトタケを偲んでこの地を訪れたとき、トラガシハは亡きヤマトタケの似姿を奉り、天皇はその地にハメグロという名を賜る。
東京都青梅市根ヶ布、虎柏 (トラカシハ)
神社
東京都調布市佐須町、虎柏 (トラカシハ)
神社
■青梅=アフミ(鐙)
『野に片鐙 トラガシハ 拾ひ考え 鐙
挿し 今 奉る 尊飾り 褒めて賜わる 村の名も タマカワアフミ』39文
『トラガシハ 然かき御姿 奉る 君
見給えば ヤマトタケ 生ける姿に 会ふ如く』40文
『"一度会いて 良く似たる" 故 'ハメクロ'
と その里を 名付け賜わる 神姿 大山峰に 社
成す』40文
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