1.「五月のサの頃」の略。端午。
2.「さつさ餅飯」の略。
3.「さっさつ(颯颯)」の略。
添・鎖 / 繁・笹・颯。 和合と繁栄。
サッサ餅飯。
五月サの頃に食べる笹で包んだ餅。ちまき。
【粽】チマキ −広辞苑より−
(古く茅の葉で巻いたからいう)
端午の節句に食べる糯米(もちごめ)粉・粳米(うるちまい)粉・葛粉などで作った餅。長円錐形に固めて笹や真菰(まこも)などの葉で巻き、藺草(いぐさ)で縛って蒸したもの。
『大御神 予てサツサに 歌見付け 投ぐれば嗜む ハタレマを サツサつつ歌』8文
『大御神 天地知ろす 貴霊に 聡くハタレが 息計り 御歌作れば 染札を サツサ餅飯に 付け投ぐる』12文
【颯颯と】サッサツト −広辞苑より−
=さっさと
1.風・波・水の音などを表す語。
2.ぐずぐずしないで、すばやく物事を済ませるさま。淡々と。
『颯颯と 諸が歌えば 聞くハタレ 術も乱れて 縛らるる 故この歌を 颯々の 声と楽しむ』12文
颯々治つ歌。サツサ付つ歌。サツサ綴歌。
1.颯々と(曲りを)直す歌。
2.サツサ餅飯に付けた歌。
3.初めにサ、真ん中にツ、最後にサ
の音を綴じ合わせた歌。
後世の「つつうた(連歌・一九歌)」の形式とは異なり、「短か歌」の形式となっている。
最初の「サスラテモ」を逆さまにして「モテラスサ」で結んでいる。
「五月サの頃」のハルナハハミチとの戦いにおいて、アマテルの創った「サツサの音をを綴った歌」を「サツサ餅飯」に付け、この歌を皆で「サッサツ(颯颯)」と歌うことで敵を退治した。以後「妹背のささ祝」で歌われることが恒例となる。
五・七・五・七・五・七・五・七・七=五十五音で、これも「サツサ」に関係するのかも。
=サッサツコヱ。
『大御神 予てサツサに 歌見付け 投ぐれば嗜む ハタレマを サツサつつ歌』8文
『サスラテモ ハタレモハナケ ミツタラズ カカンナスガモ テダテツキ』
『カレノンテンモ アニキカズ ヒツキトワレハ アワモテラスサ』
(流離手も ハタレも放来 満つ足らず カカンなすかも 手立尽き 故ノンテンも あに効かず 日月と我は 天下照らすさ)8・12文
颯々の声。
サツサつつ歌の別名。
『サスラテモ ハタレモハナケ ミツタラズ カカンナスガモ テダテツキ』
『カレノンテンモ アニキカズ ヒツキトワレハ アワモテラスサ』8文・12文
ハルナハハミチとの戦いにおいて、アマテルが創ったこの歌をみんなでサッサツと歌ったところ、ハルナの妖術が乱れて勝利することができた。それよりこの歌を「サッサツの声」と呼んで楽しむようになった。
アマガツを初めて作ったハヤアキツ姫の功を代々に伝えるため、嫁入りの際には、その行列の先頭の輿にアマガツを乗せ、颯々の声を唱和することをならわしとしたという。
『颯颯の 声と妹背の ささ祝ふ その基は アマガツを ハヤアキツ姫の 造り初め』12文
『颯颯と 諸が歌えば 聞くハタレ 術も乱れて 縛らるる 故この歌を 颯々の 声と楽しむ』12文
『その時に シホカマ始め 諸褒めて ハヤアキツ姫の 功を 代々に遺して 颯々の 声と楽しむ』12文
サツサ孕帯。
妊婦が「五月サの頃」から着用する妊婦帯。
=タマキネの教えの帯=孕みの帯=ケフの帯=ヒタチ帯=ヰハタ帯
【帯祝】オビイワヒ −広辞苑より−
妊娠五ヵ月目に安産を祈って岩田帯(いわたおび)を着ける祝い。
■孕帯は妊娠五ヶ月目に入った戌の日に始めるのが一般的という。五月サの頃と戌の日には、何らかの関連があると思われる。戌の日はホツマヱトではウヱにあたる。
『三月は三十九 端を備ふ 四月満つれば 充り遂す 五月サの頃 一回り サッサ孕帯 五腑成す』14文
『五月は元の 一回り 息は二万六千 八百四十六 孕帯の意も 謹みよ』16文
『五月に両葉 和る露を 舐めんと蓬 菖蒲
噴く サツサはヰワタ 乗りは五五』ミ7文
三十九を「ハナ」、七十九を「フツメ」、九十九を「ツクモ」と言うように、五十九を「サツメ」と言う。
『イヅノリノ ヰソコサツメノ 妙術の 乗法定む』19-1文
『三の詰 五十九 ツズサツメ』39文
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