アマガツ・カンガツ

→ 語義
  

天児 (天形)。神児 (神形)。
天/神の具現・具象。ひとがた(人形)に対して、あまがつ(天形)・かんがつ(神形)。
穢れや災いを人に代わって受ける、赤子をかたどった人形。布で作る。

アマテル西の典侍ハヤアキツ姫アキコが初めて作り、タクハタチチ姫の嫁入り行列の先頭の輿にそのアマガツが乗せられた。そのハヤアキツ姫の功を代々に伝えるため、嫁入りの際には、その行列の先頭の輿にアマガツを乗せ、颯々の声を唱和することをならわしとした。

ウガヤが生まれたときには、カッテがアマガツを捧げている。
  

【天児・天倪】アマガツ −広辞苑より−
1.古く、祓(はらえ)に子供の傍に置き、形代(かたしろ)として凶事をうつし負わせるために用いた人形。
2.近世、子供の守りとして枕頭に置く幼児に模した人形。
  

颯颯の 声妹背の ささ祝ふ その基は アマガツを ハヤアキツ姫の 造り初め』12文
『その先輿の アマガツを シホカマの守 まだ知らで カスガの守に 謂を問ふ』12文
『"汝 這ふ子の 功は 諸に過ぎたり 君 守れ" 神 "天形" と 名を賜ふ』12文

『この基に アキツ姫 布もて作る 天形は 神歌こめて チチ姫に 賜えば これを 先駆けの 障りを除く 天形ぞ』12文
『もしも妬みの 噛む時も 天形侍り 免かるる もしも恨みの 悩ますも 天形侍り 斥くる』12文
『罷る恨みは 天形が 身に攻め受けて 代るなり』12文

空這子とは 干土生え 藁もて造る 神形は 布もて造り 神 招く アキツ姫の歌』12文
天形に 神 賜れば 諸ハタレ 障りなすとも 君が身に 一度代り 忽ちに 立ち働きて 君が汚穢 みな免かるる 天形の神』12文
『例ふれば 潮の味あり 計らねば 味無し 焼けど 塩成らず この天形も 心味  入れて成すなり』12文
ハヤアキツ姫の 功を 代々に遺して 颯々の 声と楽しむ 嫁入りの その先乗りの 天形ぞこれ』12文
カツテ倚子も 御湯も上ぐ 産が屋の湯とは 木の花の 白きカニ咲く 凝ウノメ またアマガツら』26文

  

  

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