波限建鵜葺草葺不合命 (渚・猛・産が屋葺き合せず)。
「ウガヤ」は「産所・産屋」の意。
ヒコホホデミとトヨタマ姫の子。
斎名:カモヒト。 御祖天君。アヒラの神。
内宮はタマヨリ姫。内侍のヤセ姫によりヰツセがうまれ、タマヨリ姫によりミケイリが連れ子され、イナヰイとカンヤマトイハワレヒコを生む。
和つ日月を受けた時、既に40万歳を越えていたらしい。
左右の臣はカスガとコモリ、アマテルが世を去ってからは、カスガに代わってオシクモ。
老朽化したタガ宮を作り替えてミヅホから遷都する。そのためアマテルより『地の二尊』『御祖天君』の名と『上祖百編』を賜る。アマテルが世を去る時、御世の御衣箱
(中にはサヲシカの冠とココチリの御衣)
と御ヲシデをカスガを介して賜る。
宮崎山(アヒラツ山) の洞で神上がる。
(ヲニフ → タガ
→ カゴシマ → ミヤザキ)
贈り名:ツクシスベラギ (ツクシ)。ヒウガの神
(タガ)。カモの神 (ヲニフ)。ミヲヤカミ
(アヒラツヤマ)。
ウガヤの晩年、大いに世が乱れたことはホツマツタヱの文面からも容易に伺える。
タケイワタツ──アソ姫(内侍) ┃ オホナムチ─クシヒコ─コモリ──┬モトメ(典侍) │ ┃ (タケツミの妻に下される) └イソヨリ姫(内侍)─…─…─…─…─…─…┐ アマテル─オシホミミ─ニニキネ┐ ┃ │ ├─ホオテミ ヤセ姫 ┌ヰツセ : カグツミ─マウラ─アシツ姫┘ ┃ ┃──┘ │ ┃──ウガヤフキアワセズ : ┃ ┃ │ カナサキ───??───ハテツミ─┬トヨタマ姫(内宮) ┃───┬イナヰイ : │ ┃ │ │ └カモタケツミ ┃ └カンタケ : ┃────タマヨリ姫 │ イソヨリ姫 ┃──ミケイリ : ↑ 白羽の矢 │ │ : └…─…─…─…─…─…─…─…─…─┘
福井県三方郡三方町気山字寺谷、宇波西
(ウワセ) 神社
京都府京都市左京区下鴨泉川町、賀茂御祖
(カモミオヤ) 神社
宮崎県宮崎市神宮、宮崎
(ミヤザキ) 神宮
『故 松原に 産屋葺く 棟合わぬ間に カモ着きて 早や入りまして 御子を生む』26文
『コヤネ尊 斎名考えて "カモヒト"と 母より
"ナギサ タケウガヤ フキアワセズ"
の 名を賜ふ』26文
『故はチクラに カモ破れて 姫もタケスミ ホタカミも 渚に落ちて 溺るるを 猛き心に 泳がせば』26文
『竜やミツチの 力得て 恙も和みの 磯に着く』26文
『釣船よりぞ ミホサキの ワニ得てここに 着くことも 御胤思えば ナギサ・タケ 母の実心 現るる』26文
『御子抱き 御面・御手
撫でて "母は今 恥ぢ返るなり まみゆ折 もがな"
と棄てて 朽木川 上り 山越え』26文
『和日月 譲らんために 御子を召す 皇太子は ヲニフより ミツホに御幸 まみえ済む』27文
『天君は 御機の文を 己手づから 太子に譲り 真后は ヤタの鏡を 捧げ持ち カスガに授く』27文
『大典侍は 八重垣の太刀 捧げ持ち コモリに与ふ 君と臣 謹しみ受くる』27文
『タガは二尊 果つの宮 今
破るれば 造り替え ミツホの宮を 移し居て 常
拝まん』27文
『居敷部して 平かせ大弥に 造らせて 営み成りて 宮移し
御位に就く』27文
『その装い 綾・錦
着て 珠飾り 冠・佩・沓 ハラの法 華を尽して その翌日は 大御宝に 拝ましむかな』27文
『アマテル神の 御言宣 トカクシをして "我が孫 タガの古宮 造り替え 都遷せば 天に継ぎて 地の二尊ぞ"』27文
『我 昔 陽陰の道
得る 橘の文 御祖百編を 授く
名も 御祖天君』27文
『紋 繁ければ 味 見えず 錦の紋を 織る如く ヨコベ・ツウヂに 経を別け 闇惨の床は 明り成す』27文
『カスガ・コモリと 味
領らば 和つ日月の 栄えんは 天地暮れど 極め無きかな』27文
『君 受けて 使
去る時に 御言宣 "冬至る日に 大祭"』27文
『天神と代々 皇尊 ユキ・スキの宮 山海と ト尊霊は 埴スキの 嘗会に付けて 人草の 祝
祈るなり』27文
『悉尊は 常にタダスの 殿に居て あまねく治む 民豊か 幸鈴成れば
植え継ぎて 七鈴及べど なお豊か』27文
『君は今 御祖の道に 治む故
人草の親 天地の 神も下れば 御祖尊 代々の上祖の 嗣子無し 十二の后も 如何なるや』27文
『"我
思ふ 十三鈴老いて 種あらじ"
コモリ申さく "代嗣文あり"
とて アマノオシクモに 宣して代嗣社 成す』27文
『時にオシクモ "名宛無し" コヤネ
フトマニ 占えば "ヤセ姫
良けん"』27文
『年も若生の ヤセ姫を 十一の后も みな祝ふ オシクモ清め 代嗣社に 祈れば著し 孕み得て 十五月に生む ヰツセ君』27文
『ヤマクイをして 召す時に 母・子上れば 見給ひて 氏名を問えば 姫答え』27文
『言葉も精し 透き通る 珠の姿の 輝けば 御言宣して 内局 ヰツセ養せば 御子の名も ミケイリ御子ぞ』27文
『生む御子は イナイイ君ぞ 御后と 成りて生む御子 カンヤマト イハワレヒコの 尊なり』27文
『時にタネコが "タケヒト"と 斎名ちりばめ 奉る』27文
『天君 御子に 御言宣 連の御歌に "これヲシテ 訪経る機の 連根にぞなせ"』27文
『これの先 ハラのオシクモ 召し上す 弟ヒタチは 若き故 阿波のコトシロ 侍る宮』27文
『後にクシナシ 神となる 母に乞われて 御使棄つ
故にツクシの 御幸乞ふ』27文
『時にヰツセに 御言宣 "タガの皇君"と オシクモと クシミカタマと 左右にあり』27文
『タネコは御子の 大御守 御子タケヒトは 歳五つ またイワクラは 宮内の 局預り』27文
『天君は ツクシに御幸 ムロツより オカメに召して ウドの浜』27文
『カゴシマ宮に 三十二守 巡幸りを乞えば 恵り回て 廃るを直し 絶えを治し 皆
治まるも イカツチの 尊の功 遺りあり』27文
『十年に民も 賑わいて 万歳歌ふ ミヤサキの 君の実心 安まれば 齢も老ひて 早雉の タガに告ぐれば 驚きて』27文
『我つらつらと 思みれば 人草の食 頻る故 生れ賢しく 永らえも 千齢は百齢と 萎り枯れて』27文
『我が八十万も 百年も 世の楽しみは 合い同じ アマテル神も 還らせば 天の道守る 人も無し 諸共褒むる 神も無し』27文
『汝二人も 永らえず イツセは子無し タケヒトは 弥の上祖なり タネコらも ヱト六十内に 妻入れて 代嗣を成せよ』27文
『タケヒトは 歳十五なれば 我が代わり タネコが助け 治むべし』27文
『白矢のヲシテ タケヒトに 国を領らする 百の文 タネコに譲る』27文
『我が心 先に鏡は オシクモに また八重垣は ワニヒコに 授くを姫が 預かりて ワケツチ宮に 納め置く』27文
『ほつま成る時 自づから 三種の宝 集りて 上祖と成すが ほつまぞと』27文
『ミヤサキ山の 洞に入り "我神回翻"と 上ります』27文
『御子 喪を務め 四十八済む 三十二集まり 上ぐる名は "ツクシ皇"』27文
『タガに告ぐれば 喪に入りて "ヒウガの神"
と 祭なす ヲニフに祭る "カモの神" アヒラツ山は "御祖神"』27文
『後にタマヨリ 神となる 河合に合わせ "御祖神" 陰陽の神とて 著るきかな』27文
『御子カモヒトは 日月受け ミツホを移す タガの宮 治むる民を 子の如し』28文
『和に応ふる 神の名も "御祖天君" 若宮の 時に四十万 万の政 また三十五万 豊かなり』28文
『カスガは君に 奉る 神のヲシテと 差使の 冠と衣裳は 菊散ぞ』28文
『先にカクヤマ ナガスネは 御祖皇 御子なきを オシクモ祈る その文を
乞えど授けず』28文
『御祖天君 筑紫治す 十年治めて ひたる時 天君の璽を タケヒトに 授けアヒラの 神となる』29文
『御祖 筑紫に
下るとき 璽は持ちて 御鏡は 左オシクモ 八重垣は クシミカタマに 授け置き』30文
『御祖 筑紫に ひたる時 神のヲシテは タケヒトに 母
タマヨリも 神となる 鏡は河合 八重垣は 別雷宮に 預け置く』30文
『御祖の神の都鳥 我が身を照らし 仇
平けて 皆 治む故 アメトミにカモを写させ 御祖神 祭るハリハラ トリミ山』30文
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