１．直ち。一致。 「ぴったし」「ズレ・狂いのないさま」「合致」「完全」などの意。
２．日立。 「日の出」の意。東。 ＝ヒタカミ・ホツマ
『東 遥かに 波高く 立ち上る日の ヒタカミや』4文
『てれば姫君 障らねど イキス
"直ち" と なす帯ぞ』16文
『陽陰より授く 経緯の帯 陽陰に則りて 父の丈 比ぶる帯に 母の息 "直ち"
となるは 慈なり』16文
『天より慈 地に編みて 連なり育つ 子の例し 父の恵みは 頂く天 母の慈し 載する埴』16文
『父 喜びて 羽二重を 身丈の帯と 成し給ふ 孕帯なせば 身のイキス 直ちとなりて』16文
『カトリとカシマ イキス宮 賜ふ
直ちの 帯の名も 斎端帯とぞ』16文
日立。
コヤネの子。オシクモの弟。 ＝ヒタカヒコ
ウガヤがオシクモをハラ宮からタガ宮に召したとき、ヒタチはハラ宮にいたがまだ若かったので、阿波イフキト宮のツミハを通い勤めさせた。この時ハラ宮にはミシマミゾクヒも侍っていたと思われる。
┌フツヌシ ??┤ └アサカ姫┐ ├─アマノコヤネ─┐ ツハヤムスビ─??─ヰチヂ─┘ ├オシクモ┬アメタネコ─ウサマロ ･･･ ･･･ ･･･オオカシマ │ │ ├ヒタチ ├(アウヱモロ) トヨケ─??─ヲバシリ─タケミカツチ─ヒメ──┘ │ └(タケチノコリ)
＊アウヱモロとタケチノコリについては推定。
『ホツマ方は カシマオシクモ ヒタカヒコ ミシマミゾクイ ハラ宮に 百上県の モノノベと 豊かに治む』27文
『これの先 ハラのオシクモ 召し上す 弟ヒタチは 若き故 阿波のコトシロ 侍る宮』27文
常陸の国 (日立の国･直ちの国)。
東の国。また「ぴったし」の国。
『南は常陸 上総･安房 ミカサカシマに 賜りて カシマヒデヒコ トキヒコも オトヒコ三人 御衣賜ふ』39文
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