イブキノミヤ・イブキトミヤ

→ 語義
  

気吹の宮。気吹突宮。
トの宮・トツ宮
「イフキ(気吹)」と「ト(突)」はツキヨミが気吹を上げた国を表し、四国を指す。
つまり「気吹の宮・気吹突宮」は、四国24県を治める政庁宮であり、またその宮の主たる者を指す。
イフキヌシ・イフキトヌシ」の名は、彼がこの宮の主であったことを示すものだろう。

イフキヌシの妻のタナコ姫は、ここでイヨツヒコトサツヒコウサツヒコを生む。 
ホホデミ
の時代、ツミハタケフツがイフキの宮で二十四県を治める。
場所的には「事代が館阿波宮」と同じである可能性が高い。
  

香川県仲多度郡琴平町、金刀比羅宮 (コトヒラグウ)
  

★『延喜式祝詞 大祓詞(おおはらえのことば)』 
佐久那太理(さくなだり) に落ちたぎつ速川(はやかは) の瀬に坐(ま) 瀬織津比売(せおりつひめ) と云ふ神、大海原に持ち出でなむ。如此(かく) 持ち出で往なば、荒塩(あらしほ) の塩の八百道(やおぢ) の八塩道(やしほぢ) 塩の八百会(やほあひ) に坐す速開都比売(はやあきつひめ) と云ふ神、持ち可可呑(かかの) みてむ。如此可可呑みてば、気吹戸(いぶきど) に坐す気吹戸主(いぶきどぬし) と云ふ神、根国 底之国(ねのくに そこのくに) に気吹(いぶ) き放ちてむ。如此気吹(かくいぶ) き放ちてば、根国 底之国に坐す速佐須良比売(はやさすらひめ) と云ふ神、持ち速佐須良比(さすらひ) 失ひてむ。
  

『弟ツキヨミは 日に次ぎて 民の政を 助けしむ イヨの二名の 治まらで ツキヨミ 遣れば 気吹上げ 突の宮に治す』6文
『またハタレ イヨの山より キシヰ国 渡り迫むるを 突宮の 告げに 諸 会い 守議り』8文
『先にツミハと タケフツと イフキの宮に 二十四県 して治めしむ』27文

『これの先 ハラオシクモ 召し上す 弟ヒタチは 若き故 阿波コトシロ 侍る27文
『国々巡り 真榊の 二方三方十方 嘗て無く イヨに到れば コトシロが 館に入れて  問ふ』28文
タナコ姫 イフキト宮に 生む御子の 兄はイヨツヒコ トサツヒコ ウサツヒコ これ 御供に 行きてツクシの ウサに住む』
28

  

  

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