ツミハ

→ 語義
  

積羽 (八重事代主神)。 
コモリ
の次男。 三島大明神。 
オオモノヌシ・コモリのコトシロヌシとなる。
ホオテミ
の時、弟のタケフツと共にイフキの宮にて四国24県を治める。
その後、筑紫に行ったカンタチ (アスカ君モノヌシ) のコトシロとして、アスカの宮にも侍る。
その後は 阿波ハラミシマ → ハラ → ミシマ → 伊予  と通い勤め、ミシマミゾクイの娘のタマクシ姫との間に、クシミカタマクシナシタタライスズ姫を儲ける。 
83万3048歳で罷る。この時クシミカタマは108歳、イソスズ姫は15歳。
阿波の県に葬られる。死後にタケヒトからヱミス神の名を賜る。
  

奈良県御所市、鴨都波 (カモツワ) 神社
徳島県阿波郡市場町香美字郷社本、建布都 (タケフツ) 神社
徳島県阿波市宮の本、事代主 (コトシロヌシ) 神社
香川県仲多度郡琴平町、金刀比羅宮 (コトヒラグウ) 事知神社
大阪府高槻市三島江、三島鴨 (ミシマカモ) 神社
静岡県三島市大宮町、三嶋 (ミシマ) 大社
  

★『書記』事代主神、八尋になって三嶋溝樴姫、或いは云わく、玉櫛姫のもとに通い給う。そして姫蹈鞴五十鈴姫命を生み給う。
★『旧事』事代主神は八尋のワニとなって、三嶋溝杭(みしまのみぞくい) の娘・活玉依姫(いくたまよりひめ) のもとへ通い、一男一女を生まれました。
■ツミハヤヱコトシロヌシの『ヤヱ』は『八重・八方』で、文字通り多くのコトシロを同時にこなしたという意味らしい。
■三島の名はミシマミゾクイに起源があるようだが、実際にはツミハが行き巡った地がミシマと呼ばれているようだ。
■三島大神はツミハヤヱコトシロヌシだと言われている。ツミハはミゾクイの娘婿だからミシマを名乗っても不思議はない。

  

                         ┌────────┐
                         ├タケフツ    ├チシロ
                         ├ヤサカヒコ   ├ミノシマ(ミゾクイ)
                         ├ナラヒコ    ├オオタ
                         ├コセツヒコ   ├イワクラ
                         ├チハヤヒ    ├ウタミワケ
                         ├ヨテヒコ    ├ミコモリ
                         ├ヨシノミコモリ ├サギス
タカキネイクタマ─??─スヱツミイクタマヨリ姫 ├ツミハ     ├クワウチ
                  ┃──────┴カンタチ    └オトマロ
 ソサノヲオホナムチクシヒココモリ
                  ┃──────┬モトメ     ┌トヨリ姫
    シラヤマ姫─??─アチハセシラタマ姫   ├タマネ姫    ├アワナリ姫
                         ├イソヨリ姫   ├ワカネ姫
                         ├ムレノ姫    ├ハザクラ姫
                         ├ミハオリ姫   ├アサ姫
                         ├スセリ姫    ├ムメチル姫
                         ├ミタラシ姫   ├ハモミ姫
                         ├ヤヱコ姫    ├ミチツル姫
                         ├コユルキ姫   ├シモト姫
                         └────────┘

    

             ┌ミシマタマクシ姫┐┌クシミカタマ───┐
             │         ├┼クシナシ     │
             ├ツミハ──────┘└タタラヰソスズ姫 │
クシヒココモリ────┐│                    │
            ├┴カンタチ┐               │
スヱツミイクタマヨリ姫┘     ├─フキネ       ┌───┘
                  │  ┃        ↓
              フトミミ┘  ┃──────クシミカタマ
                     ┃
              サシクニ──ワカメ
  
オオモノヌシ コトシロヌシ

ソサノヲオホナムチクシヒコ*+コモリカンタチフキネ
                       ┃
                       ┗ツミハ━━━━┓
                                                           ┃
       ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
      ┃
       ┗クシミカタマアダツクシネタケイイカツ━タケミカジリ┓
                                                                ┃
         ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
         ┃
         ┗ミケヌシオミケヌシ━タケイイカタス━オオタタネコ┓
                                                             ┃
         ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
         ┃
         ┗ミケモチオオカモツミ
                   ┃  
                   ┣オオトモヌシ
             ┃
                   ┗タタヒコ
  

コモリ子の 兄はカンタチ 次ツミハ ヨシノミコモリ 四つはヨテ 次はチハヤヒ コセツヒコ10文
日輪分身の 言宣も "上に継ぐ" とて コモリ尊 副モノノベは トマミなり コトシロヌシは ツミハなり』
23文
ツクシより 使人 乞ふ故 カンタチを モノヌシとして ハテツミと 共に三十二を 治めしむ』27文
故にツミハを コトシロと アスカの宮に 侍らしむ』27文
『これの先 ハラオシクモ 召し上す 弟ヒタチは 若き故 阿波コトシロ 侍る27文
『"ハラカラ" なれば 西東 通ひ勤めて 要 占む 名もツミハ八重 コトシロが』27文
ミシマに到り ハラに行き またミシマより 伊予に行く』27文
『ついに因みて ミゾクイの タマクシ姫も 孕む故 ワニ乗り 阿波へ 帰る内』27文
『生む子の斎名 ワニヒコは クシミカタマぞ 次の子は 斎名ナカヒコ クシナシぞ 青垣殿に 住ましむる』27文
『子無きが故に 乱るるぞ コトシロヌシが 兄弟の子の クシミカタマを 乞い受けて 嗣となすべし』27文
『イヨに到れば コトシロが 館に入れて  問ふ "鈴苗ありや" "嘗て無し 手を空しくす"』28文
『"幸鈴二十 伸び如何ん" "過に失せたり これも陽陰" 時にフタヱが "名は 如何がなさんや"』28文
『時 カスガ やや笑み曰く "暦名を 「あすす」 とせんや" 時に 両守ともに "宣なり"と "上鈴" に極め』28文
『これに散けて コトシロは イヨに留まる その妻は イセに詣でて サルタヒコ 称ら為すをば 身に到り そこで生む』28文
その妻に 取り上げさせて 送り行く コトシロ笑めば サルタヒコ 称ゆる姫の 名はタタラ イスズ姫なり』28文
『父のツミハも 神となる 上鈴五十年 十月 八十四万三千 四十八なり 今年ワニヒコ 百の八つ 妹イスズは 十五つ』28文
『共に喪に入り 四十八後 阿波の県に (ツミハの骸を) 納む後 自ら記し この文を に置くは 何時のためか』28文
ウサツが申す "コトシロが タマクシと生む 姫 タタラ ヰソスズ姫は 国の色 阿波宮に坐す"』29文

コトシロヌシを ヱミス神 孫のクシネを 県主  社 造らせ 十月二十日 祭る 大三輪 神南備ぞ』29文

  

  

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