ミシマタイシャ

　
三嶋大社 (伊豆國賀茂郡 伊豆三嶋神社)
静岡県三島市大宮町。　
祭神：三嶋大明神 (大山祇命と積羽八重事代主神)　配　阿波神、伊古奈比�刀A楊原神
　　

創建に関しては極めて古く不明であるが、三宅島(現 富賀神社)→下田・白浜海岸(現 伊古奈比�当ｽ神社)→大仁町(現 広瀬神社)→現在地と遷宮したとの伝承がある。他に、伊予国大三島の大山祇神社からの分社との説もある。『延喜式神名帳』には「伊豆国賀茂郡 伊豆三島神社」として記載されている。『延喜式』が書かれた平安時代初期には賀茂郡の下田・白浜海岸に正妃・伊古奈比�当ｽを祀る神社と並んで建っていた。白浜海岸には現在、伊古奈比�当ｽを主祭神とする伊古奈比�当ｽ神社がある。

三嶋大明神の本体は大山祇神であるとする説が有力であったが、平田篤胤が『二十二社本縁』の賀茂社条にて事代主神説を唱え、それに基づいて明治6年(1873年)、祭神を事代主神に改めた。しかし、大山祇神説、事代主神説どちらも決定的なものではなく、また大山祇神、事代主神ともに関係の深い地であることから、昭和27年(1952年)に現在の二神同座に改めた。

境内摂社の若宮神社は、三嶋大神の御子神(物忌奈乃命・譽田別命・五十鈴姫命)を祀る。境内摂社の見目神社は、三嶋大神の后神 (波布比賣命 久爾都比�当ｽ 伊賀牟比�当ｽ 佐伎多麻比�当ｽ 伊波乃比�当ｽ 優波夷命) を祀る。
　　

■楊原神＝オオヤマスミのマウラと思われる。
■古くはオオヤマスミ、後にミシマ (社名の由来) や ツミハが信仰の対象に追加されたように思う。

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