オオミハ・オオミワ

→ 語義
  

大三輪 (央守・皇守)。      → ミワ
オオミワとは「央守・皇守」の意で、これは「オオモノヌシ(大物主)」と同じ。

  1. 神武タタラヰソスズ姫を娶ったときに、姫の父であるツミハを『ヱミス神』としている。
    その時、孫のアタツクシネを久米県主とし、社を造らせて『オオミワのカンナミ』を祀ったとある。
      
    コトシロヌシを ヱミス神 孫のクシネを 県主  社 造らせ 十月二十日 祭る大三輪 神南備ぞ』29文
    『神寄りに名も カンヤマト イハワレヒコの 和君と あまねく告れて』29文
      
      
  2. カヌナカワミミからアタツクシネに賜った姓。
      
    オオナムチ 殊 成す時に ミモロ神 "我あればこそ おおよその 殊 成さしむる" 先神霊 また業霊は ワニヒコぞ』31文
    『故 オオナムチ 嗣となす 三度回りて 殊 成せば 一人別れて 三人目の ワニヒコまでが ミワの神"』31文
    『代々皇の 守りとて 九月十一日 祭らしむ アタツクシネに オオミワの 姓 賜わる ワニヒコは 百九十二歳ぞ』31文
    『昔 モノヌシ スエスミが イクタマと生む モノヌシの オオミワ尊の 裔なり』33文
    ヲオミワの タタネコが歳 二百三十四 謹み展べて 添える餞押』ミ序

  

  

オオミハカンナミ

→ 語義
  

大三輪神奈備。
大三輪は「オオモノヌシ」、神奈備は「神の坐す所」、つまり「オオモノヌシ神の居場所」という意。
タケヒトが橿原に宮を構え、タタラヰソスズ姫を后にした時、ツミハに「ヱミス神」の神名を与える。 
また孫のクシネを久米県主として、ミモロ山に社を造らせ、オオミハのカンナミを祭る (神武即位前年の10月20日)
これが大神神社の大本か?
  

■この時点でミモロ山には、『クシヒコ二尊の逆矛を携えて入った洞』『オホナムチ先霊・業霊を祭る社クシミカタマサシクニワカメが住んだ『青垣殿』はすでにある。
  

コトシロヌシを ヱミス神 孫のクシネを 県主  社 造らせ 十月二十日 祭る大三輪 神南備ぞ』29文
『神寄りに名も カンヤマト イハワレヒコの 和君と あまねく告れて』29文

  

  

オオミワカミ

→ 語義
  

大三輪神。  
ミワの神ミワオオカミオオモノヌシ神ミモロ神
その実体はよくわからないが、大体次の3つを指していると思われる。
ミマキの時代には衰退していた、オオモノヌシ家の先祖霊である。

  1. ミワ山 (ミモロ山) に鎮まる神。
    ・天の逆矛を携えて洞に入ったクシヒコ
    オホナムチ先神霊貴霊業霊
  2. クシミカタマ (オホナムチの奇厳業霊の顕現と言う)
  3. 三輪(三還)の神。 クシヒココモリワニヒコと、人として世に3回現れた神霊。

  
が政 諌めずて 阿り君を 穴にする 心汚なし  如何ん 我が上祖神 離れんや 穢れ食まずと』32文
イキシコヲ 八十平瓮成し これを以て オオタタネコを 斎主 オオミワの神 ナガヲイチ オオクニタマの 斎主』33文

  

  

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