神渟名川耳尊。
神武天皇とタタライソスズ姫の第二子。斎名:ヤスキネ
(ヤスタレで生まれる)。
第2代綏靖(すいぜい)天皇。ミスズヨリ姫を内宮に、イキシとタマテ(3代安寧天皇)
を生む。
カンヤヰミミと謀り、兄タギシミミを殺害する。
ミワの神を、代々のスメラギの守りとして九月十一日に祭らせ、クシネにオオミワの姓を賜る。
タネコが罷った時、ウサマロにミカサの姓を賜る。
52歳で即位し、カダキ(葛城)タカオカ宮を都とする。
84歳で崩御。ツキタ岡に葬られる。
ツミハ──┐┌クシミカタマ ├┼クシナシ タマクシ姫┘└──────タタラヰソスズ姫(内宮) ┃ ┌ヰツセ ┃─カンヤヰミミ ├ミケイリ ┃ ウガヤフキアワセズ┐├イナヰイ ┃─カヌナカワミミ┬イキシ ├┤ ┃ │ タマヨリ姫────┘└カンヤマトイハワレヒコ └タマテ ┃ ┃ ┃─タギシミミ ┃ ┃ ┃ ヒウガ・アタ県主───アヒラツ姫(大典侍) ┃ ┃ クメ───イスキヨリ姫(御下) (後にタカクラシタに下される)
カンヤマトイハワレヒコ──┐ ├カヌナカワミミ タタラヰソスズ姫─────┘ ┃ ┃ ┃ ??───────────ミスズヨリ姫(内宮)───────────(2)タマテ ┃ (安寧天皇) シギ県主クロハヤ──────カワマタ姫(大典侍) ┃ タケチ県主クシネ──??───アダオリ姫(典侍) ┃ カスガ県主アウヱモロ────イトオリ姫(勾当→典侍)─────────(1)イキシ ┃ カダキ国造ツルギネ────┬カツラ姫(内后) │ ┃ └カツラヨリ姫(下后) ┃ アメトミ──────────キサ姫(下后)
鏡臣 : ウサマロ
オオモノヌシ: アダツクシネ
ケクニ臣 : ウマシマチ
祭臣の輔 : ヒコユキ
■上鈴83年(神武26年:77歳)生まれ。上鈴134年(52歳)即位。上鈴169年(綏靖36年)
84歳で崩御。
★『旧事』三年春正月、宇摩志麻治命の子の彦湯支命を食国政申大夫とする。
★『書紀』都は葛城高丘宮(かずらきのたかおかのみや)。御陵は桃花鳥田丘上陵(つきたのおかのえのみささぎ、衝田岡)。奈良県橿原市四条町の塚山古墳
(円墳・径16m) に比定される。
『二十六年 祭り御幸の ヤスタレに カヌカワミミの 御子生みて 斎名ヤスキネ』31文
『四十二年 一月三日キミヱ カヌナカワ ミミの尊を 代嗣御子』31文
『鏡の臣は ウサマロと アタツクシネは モノヌシと 御子の両羽ぞ 国政り 神饌供え申す ヲモチ君 共に助けよ』
『諸臣 これと 若宮を 立てよ"
と言いて 内に入り 三月十日
キヤヱ 神となる』31文
『アメタネコ クシネ・ウサマロ 若宮に 送り議れば タギシ御子 一人政を 執らんとす』31文
『"直り" 三人は 若宮に 問えど答えず 喪に入りて 両羽に任す 回送りも 拒みて延ばす タギシ御子 二弟を断つ』31文
『ヰスズ姫 歌の直しを 請わしむる 若宮
札を 取り見れば 気色詠む歌』31文
『サユ郷ゆ 雲立ち渡り 畝傍山 木の葉さやぎぬ 風吹かんとす』31文
『畝傍山 昼は雲訪い 夕されば 風吹かんとぞ 木の葉さやぎる』31文
『若宮は この二歌を 考えて 聡に害ふ ことを知る カンヤヰ御子に 物語り』31文
『ワカヒコに 弓造らせて マナウラに マカゴの鏃 鍛わせて カンヤヰ御子に 靫
負わせ 』31文
『ヌナカワ尊 兄と到る 片丘室の タキシ御子 折に昼寝の 床に臥す』31文
『皇御子 ヤヰに 宣給ふは "兄弟の互ひに 軋らうは 関く人
無し 我入らば 汝 射よ" とて』31文
『室の戸を 突き開け入れば 兄
怒り "靫負い入る" と 斬らんとす ヤヰ御子
手足 慓けば』31文
『皇御子
弓矢 引き取りて 一矢を胸に 二矢
背に 当てて殺しつ 骸を ここに納めて "御子の神"』31文
『新都 葛城に建てて 宮遷し ここに迎へる 時
上鈴 百三十四年 ツアト春 初日サナヱの 寿ぎし』31文
『斎名ヤスキネ 歳五十二 和つ日月を 受け継ぎて カヌカワミミの 天君と 高丘宮に 初暦』31文
『上代の例 御飾りを 民に拝ませ 母を上げ 御上后と』31文
『ミスズヨリ姫 内つ宮 磯城クロハヤが カワマタ姫 大典侍后 アダが孫 アダオリ姫は 典侍后』31文
『春日 合ふ江の 守が女の イトオリ姫を 勾当に ミコナカ橋の ヲシテ守』31文
『葛城国造 ツルギネが 女のカツラ姫 内后 妹カツラヨリ 下后』31文
『アメトミが姫の キサ姫も 下后
また 小侍女三十』31文
『オオナムチ 殊
成す時に ミモロ神 "我あればこそ おおよその 殊
成さしむる" 先神霊 また業霊は ワニヒコぞ』31文
『故 オオナムチ 嗣となす 三度回りて 殊
成せば 一人別れて 三人目の ワニヒコまでが ミワの神"』31文
『代々皇の 守りとて 九月十一日 祭らしむ アタツクシネに オオミワの 姓
賜わる ワニヒコは 百九十二歳ぞ』31文
『筑紫より 御幸を乞えば 御代りと 直り中臣 下らしむ 豊の直りの 県
成る 三十二の主も 法を受く』31文
『また天君は ヒコユキを 政の臣の 輔となす』31文
『サヤト九月十五日 后生む
斎名シギヒト タマテ御子』31文
『六年ネシヱ冬 イトオリ姫 生む
イキシ御子 典侍となる』31文
『二十五サアトの一月三日 シギヒト立てて 代嗣御子 今
二十一歳』31文
『アメタネコ更る 百八十七歳 骸
納む 御笠山 春日の殿に 合ひ祭る "ミカサ"の姓 ウサマロに 賜ひて讃ゆ ミカサ臣』31文
『三十六年五月 十日ネナト 皇
罷る 八十四歳』
『御上の臣は 神祭る 分れ勤むる 若宮の 政事執る 臣は新たぞ』31文
『昔 菊の 花見とて ミスズヨリ姫 カワマタ姫 磯城クロハヤが 館に行き 御子生まんとし 三日病める』31文
『時 夫婦来て これを還ふ 君に申して タマテ御子 抱え取り上げ 安く生む』31文
『磯城が家 朝日 輝けば "タマテ"
が御名を 進め言う 姓を問えば 男はコモリ 女はカツテ彦』31文
『賜ふ名は "若宮の大人" "守の臣" コモリ・カツテの 二神を 吉野に纏り』31文
『皇
罷る 八十四歳 若宮
その夜 喪還に入り 四十八夜至り 率川に 禊の輪
抜け 宮に出づ』31文
『十月十日 骸 送る 桃花烏田丘』31文
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