「君の両側に侍る臣」を、ホツマは「羽の臣 (はねのおみ)」とか「両羽臣
(もろはとみ)」と呼んでいる。
「左」は日の昇る「東」を、「右」は日の沈む「西」を表し、「左」の方を格上と見ていたようだ。「昇る」は「陽・天」、沈むは「陰・地」を象徴するからである。
よって左の臣は「陽陰の纏り」を担当する。これは「神
(日・月) を都に留めること」と表現されており、天界と地上界を橋渡しすることを言う。
右の臣は「地の政」つまり「国家行政」を司る。
『フツヌシと ミカツチ常に 侍りて 政事守れ』11文
『孫テルヒコの 羽の臣 フトタマは弥々 祭
執れ またカグヤマは モノヌシよ 六十のモノノベ 司り 民を治めよ』23文
『今 キヨヒトの 羽の臣 コヤネは弥々の 祭
執れ コモリは弥々の モノヌシぞ 共に守りて 民を治せ』23文
『先に三種の 宝物 御子オシヒトに 賜ひしは 兄御孫
得て フトタマと カクヤマ
羽の 臣となる』24文
『コヤネ・モノヌシ キヨヒトが 羽の臣なり 君と臣 心一つに』24文
『陽陰を足す 和皇の 両羽臣 カスガとコモリ 君・臣の 心一つに』30文
『鏡の臣は ウサマロと アタツクシネは モノヌシと 御子の両羽ぞ 国政り 神饌供え申す ヲモチ君 共に助けよ』31文
『"直り" 三人は 若宮に 問えど答えず 喪に入りて 両羽に任す 回送りも 拒みて延ばす タギシ御子 二弟を断つ』31文
『その始め 活栄の石 長さ六尺 幅三尺
厚さ 一尺五寸 皇
祈り 跳び上がる』38文
『故 スミヨロシ 直り神 両羽の社 新に建て これ祭らしむ 返詣で』38文
【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】