直り神。直入神。
アメタネコ (直り中臣)
と クシミカタマ (直り物主)。
カヌナカワミミ(綏靖天皇)の時、タネコは勅によりトヨの国に行き、長雨で弱った稲を『カセフの纏り』により蘇らせた。この『カセフの祓』を上代より伝え来たる、直り中臣のタネコと直り物主のクシミカタマを讃えてこう呼び、トヨの国に祭ったと言う。
景行のアオクモ・シラクモ・ウチサル・ヤタ・クニマロ討伐の折、柏峡の石に天皇が祈ると、石は飛び上がる。討伐後、勝利を感謝して、新たに社を建てて両羽の直り神を祭る。
大分県大分郡庄内町蘇野、直入中臣
(ナオリナカトミ) 神社
大分県直入郡直入町大字長湯、籾山八幡社
(モミヤマハチマンシャ)
『それより民の ウブスナと 祭るスミヨシ モノヌシと 中臣合わせ 直り神 宇佐に慈愛の 三女神や』31文
『その始め 活栄の石 長さ六尺 幅三尺
厚さ 一尺五寸 皇
祈り 跳び上がる』38文
『故 スミヨロシ 直り神 両羽の社 新に建て これ祭らしむ 返詣で』38文
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