サユカワ

→ 語義
  

(直郷・清郷)。
具体的な場所は不明だが、畝傍山の近辺の一区画、あるいは畝傍の別名か。サユリの花の名所だったらしい。
神武
はサユリの花見にサユカワに御幸した折、クメの家に一泊するが、その夜の膳出のイスキヨリ姫を見初め、これを乙下侍とする。しかし御子のタギシミミが恋慕するという問題から、また内宮ヰソスズ姫に咎められて、殿居させることは断念する。しかし『ユリ姫』と名を変えて密かに通じていた。
  

■『書記』によればクメの所は畝傍山の西の川辺とあり、今の大谷町あたりかと思われる。
■『古事記』は「狭井河」としているが、現在の狭井川を「サユカワ」に結び付けるのは地理的に無理がある。
  

『先にサユリの 花見とて の御幸は サユ郷に 一夜寝ねます クメが家の イスキヨリ姫  膳出に 御食進むれば』31文
サユ郷ゆ 雲立ち渡り 畝傍山 木の葉さやぎぬ 風吹かんとす』31文

  

  

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