伊須気余理比売。百合姫。さ百合姫。
クメの娘。
神武はサユリの花見にサユカワへ御幸した時、19歳の姫を見初めて乙下侍とするが、御子のタギシミミが恋慕するなどの問題から、また内宮のヰソスズ姫に咎められて、殿居させることは断念。しかし『ユリ姫』と名を変えて密かに通じていた。後にタカクラシタの妻に下され、越後に嫁いで男女を儲ける。
ツミハ──┐┌クシミカタマ ├┼クシナシ タマクシ姫┘└──────タタラヰソスズ姫(内宮) ┃ ┌ヰツセ ┃─カンヤヰミミ ├ミケイリ ┃ ウガヤフキアワセズ┐├イナヰイ ┃─カヌナカワミミ┬イキシ ├┤ ┃ │ タマヨリ姫────┘└カンヤマトイハワレヒコ └タマテ ┃ ┃ ┃─タギシミミ ┃ ┃ ┃ ヒウガ・アタ県主───アヒラツ姫(大典侍) ┃ ┃ クメ───イスキヨリ姫(御下) (後にタカクラシタに下される)
ホノアカリ┐ ├┬ニギハヤヒ──────ウマシマチ タマネ姫─┘│ └タケテル(タケヒテル)─タケトメ ┌…─…─…─…─┘ : │ タカクラシタ┐ : ├アメヰダキ─アメオシヲ─┬オキツヨソ │クメ─イスキヨリ姫┘ ├建額赤彦──┐ : (カンタケより下される) └ヨソタリ姫 │ │ ┌─────────────────────────┘ : │ │ └タケヅツグサ─タケトメ─┬健宇那比命─┬タケモロズミ : ↑ │ └オオアマ姫 └…─…─…─…─…─…─┘ │ (養子) └健多乎利命─オトヨ─ミヤズ姫 ┃ ヤマトタケ
奈良県奈良市本子守町、大神神社摂社、率川
(イザカワ)
神社
★『古事記』三島湟咋の妻の勢夜陀多良姫が比売多多良伊須気余理比売を生む。
★『書紀・旧事』比売多多良伊須気余理比売はタギシミミの妻。
■他文献ではタタライスズ姫と混同されている。
『君
代嗣なし クメが子の イスキヨリ姫 乙下侍に 召せば后に 咎められ
ユリ姫となり 殿居せず』31文
『汝は酒に 若やぎつ さかなに賜ふ 乙下侍ぞ 七十七の男に 二十女と 越にとつぎて 男女を生む』31文
『先にサユリの 花見とて 君の御幸は サユ郷に 一夜寝ねます クメが家の イスキヨリ姫
膳出に 御食進むれば』31文
『告げの御歌に "治原の 優雅き居屋に 菅畳 弥多敷きて 我が二人和ん"』31文
『これに召し 局にあるを タギシ御子 深く焦れて 父に乞ふ 頷き諾ふ』31文
『怪しき留めを 悟る姫 操十九歌 "天つ地 娶ります君と 何ど避ける
止"』31文
『タギシ御子 進み応えて "熟乙女 直に会わんと 我が避ける
止"』31文
『君
頷きて 密かにし このたび賜ふ 乙下侍は このユリ姫ぞ』31文
『昔
ヤヒコに ユリ姫を 賜えば生める アメヰダキ 子のアメオシヲ 孫娘 ヨソタリはこれ』31文
『十九歌
昔 サユリ姫 歳十九の時 タギシ御子 慕ひ恋ふ故 その父が 呼び出す時に 姫悟り 除く十九歌』39文
『"天つ地 娶ります君と 何ど避ける
止"』39文
『五節
匂の 放は揺り[花は百合] 本歌は君 その余り 枝や裔を 八十続き なお深き旨 習い受くべし』39文
『返し問ふ "ユリが初めか" 答え言ふ "上代にもあり"』39文
『ユリ姫も十九(歳) 歌も十九(音) 忠と操と 表わせば 続き歌詠む 法となる』39文
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