クシナシ

→ 語義
  

櫛梨。
ツミハタマクシ姫の第2子。 
斎名:ナカヒコ。クシミカタマの弟。
  

香川県仲多度郡琴平町下櫛梨、櫛梨 (クシナシ) 神社
  

★琴平町には上櫛梨・下櫛梨と言う地名まで残っています。更に、こんぴら参りの歌に「讃州那珂の郡」とあるように江戸時代までは金刀比羅宮は那珂郡に位置しており、これも「ナカヒコ」と言う名に関係していると思います。また徳島県の島津彦神社を祀る「長氏」がツミハヤヱ事代主の子孫と言われているのも同じくナカヒコと深く関係していると思われます。
■この人に関してこれといった事蹟は書かれていないのだが、臣の身分で斎名が記載されているということは相当な重要人物だったことを物語る。父のツミハ(コトシロヌシ)ですら、斎名は記載されていない。クシナシもオホナムチに現れた先神霊貴霊業霊が下生した人ということだろうか。クシ(貴)+ナシ(生し)。

  

             ┌ミシマタマクシ姫┐┌クシミカタマ───┐
             │         ├┼クシナシ     │
             ├ツミハ──────┘└タタラヰソスズ姫 │
クシヒココモリ────┐│                    │
            ├┴カンタチ┐               │
スヱツミイクタマヨリ姫┘     ├─フキネ       ┌───┘
                  │  ┃        ↓
              フトミミ┘  ┃──────クシミカタマ
                     ┃
              サシクニ──ワカメ
  
  

『ついに因みて ミゾクイの タマクシ姫も 孕む故 ワニ乗り 阿波へ 帰る内』27文
『生む子の斎名 ワニヒコは クシミカタマぞ 次の子は 斎名ナカヒコ クシナシぞ 青垣殿に 住ましむる』27文

『後にクシナシ 神となる に乞われて 御使棄つ  故にツクシの 御幸乞ふ』27文

  

  

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