アメトミ

→ 語義
  

天富命 (斎瓮臣)。 
フトダマ
の孫。 
キサ姫
(綏靖天皇下后) の父。 
タケヒト
の命によりカシハラ宮を完成させる。 
神武の即位式では、星の使い(星の臣)として、八重垣剣クシミカタマ(剣臣)に渡す役を務める。 
タケヒトは、御祖神 (ウガヤとタマヨリ姫) を大和でも祭るため、アメトミをして賀茂の社を、ハリハラ(榛原)トリミ山に写させた。

  

                  カヌナカワミミ
                    ┃
     ┌──??──アメトミ────キサ姫(御下)
     │
フトタマ─┴──??─┬ナガスネヒコ
          │
          └ミカシヤ姫
             ┃─────ウマシマチ
ニニキネホノアカリニギハヤヒ

  

千葉県館山市大神宮、安房 (アワ) 神社
  

★『旧事』天富命(あまのとみのみこと) は、手置帆負(タオキホオイ) と彦狭知(ヒコサシリ) の二神の子孫を率いて、正殿を造営した。
■手置帆負と彦狭知は建築の神として知られ、立柱式、上棟式、定礎式で祭られる。
  

『"橿原 好し" と 申す時 も思いは 同じくと アメトミをして 宮造り』29文
『"日の神使 ミチヲミと 月の使は アタネなり 星の使は アメトミ" と 斎瓮 賜わり なす』30文
サアヱ 日継ぎと アメトミは 別雷宮の 持ち アタネ 持ち上る』30文
日の臣は 璽の御筥  奉る アタネ アメトミは 八重垣持ちて アメタネコ クシミカタマに 授くなり』30文
御祖の神の 都鳥 我が身を照らし 仇平けて 穢治む故 アメトミに 賀茂を写させ 御祖神 纏る榛原 鳥見山30文
アメトミが姫の キサ姫も 下后 また 小侍女三十』31文

  

  

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