阿多根命。阿多振命。
カンミムスビの孫であるアメマヒ
(アマメヒトツ) の曾孫。
神武東征中、丹生川端に別雷山の御祖神
(ニニキネ) を写して、これを三日間祭り(奈良県宇陀郡榛原町大字高井字神定、伊豆神社)、その後に敵を討伐する。
神武の即位式では、月の使い(月の臣)として、ヤタ鏡をタネコ(鏡臣)に渡す役を務める。
大和平定の功で、賀茂の県主になる。
タケヒトは御祖神 (ニニキネとウガヤ)
を大和でも祭るため、アメトミをして賀茂の社を、ハリハラ(榛原)の鳥見山に写させる。同時にアタネを山背の国造にして、カモタケズミの政を継がせた。
★『旧事』天一目命を山代国造としました。すなわち、山代直(やましろのあたい) の先祖です。橿原朝の御世に、阿多振命(あたふりのみこと) を山代国造としました。
┌────??────??───アタネ │┌─アマツハバラ ┌─??──────ヲバシリ────────タケミカツチ│├───??───アマツマラ │ ││┌──??──┬タマクシ │ ┌─??──────────アマメヒトツ┘││ ├カンタマ │ ├─??───────────??─────┘│ └ミツキヒコ │ ├─??───────────??──────┴──??───アマセオ │ ├─??───────────??──────┬アマノミチネ トヨケ┼ヤソキネ───┼タカキネ───────┬オモイカネ └ムラクモ ├カンサヒ ├スクナヒコナ ├フトタマ ├イサナミ ├ミチコ(アマテル典侍) ├クシタマ └ツハモノヌシ └コタヱ(アマテル内侍) ├ヨロマロ ├アヒミタマ ├イクタマ ├アヨミタマ ├タクハタチチ姫(オシホミミ内宮) └ミホツ姫(クシヒコ妻)
『カンミ孫 アメマヒが曾孫 アタネして ワケツチ山の 御祖神 三日祭らせて 仇を討つ』29文
『"日の神使 ミチヲミと 月の使は アタネなり 星の使は アメトミ"
と 斎瓮 賜わり 禊なす』30文
『サアヱ
日継ぎと アメトミは 別雷宮の 剣持ち アタネは鏡 持ち上る』30文
『日の臣は 璽の御筥
奉る アタネは鏡 アメトミは 八重垣持ちて アメタネコ クシミカタマに 授くなり』30文
『アメヒワケ 伊勢の国造 アタネ
上 賀茂の県司 カツテ孫
ツルギネ 葛城 国造ぞ ヤタカラス孫 葛野主』30文
『アタネを賀茂の タケスミの 政
継がせて 国造ぞ』30文
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