タカキネの子だと思われる。
オシホミミがタガ若宮に居たころは、ヨロマロも側に侍っていた。
オシホミミがタカの首に遷ると、病弱なオシホミミに代わって、七代タカミムスビのタカキネが代の殿となり、ヤスで国政を執ることになったため、ヨロマロはヒタカミ結君となり、ヒタカミの守を勤める。
トヨケ┬ヤソキネ───┬タカキネ───────┬オモイカネ │ │ │ ├カンサヒ ├スクナヒコナ ├フトタマ │ │ │ ├イサナミ ├ミチコ(アマテル典侍) ├クシタマ │ │ │ └ツハモノヌシ └コタヱ(アマテル内侍) ├ヨロマロ │ ├アヒミタマ │ ├イクタマ │ ├アヨミタマ │ ├タクハタチチ姫(オシホミミ内宮) │ └ミホツ姫(クシヒコ妻)
『ひたるの時に オモイカネ ワカ姫
共に 守り育つ ヨロマロ一人 側にあり』11文
『君は弱くて 水濯ぎ
稀れ 叔母更りませば 代の殿 政
執る故 ヨロマロを ヒタカミの守』11文
『治君 門に 出で迎ふ 御使
莚に 立ちながら 君 九重の 褥
降り 六重に聴きます 御言宣』11文
『右はヒタカミ 治君と カル君翁 次カトリ 上君および カシマ君 ツクバ・シホカマ 諸も坐す』13文
『先に水 浴びせんつるを 治君が 止めて真似なす これ如何ん』13文
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