高皇産霊尊。
縮めて『ミムスビ』ともいう。「ヒタカミ国を結ぶ(統べる)」という意の役職名。
ヒタカミを建国したハコクニの子のキノトコタチが、初代のタカミムスビとなる。
ホツマ国に降り下ったクニサツチは、トヨクンヌとハコクニとウケモチを生む。トヨクンヌは和つ君としてナカ国を治め、ハコクニはヒタカミを拓き治める。以後、双方の子孫は共同で日本を統べたようだ。
初代 キノトコタチ
¦
5代 タマキネ (トヨケ)
6代 ヤソキネ (カンミムスビ)
7代 タカキネ (タカギ)
8代 ヨロマロ
¦
21代 ヒタカミミチノク
┏クラキネ ┃ クニトコタチ━クニサツチ┳トヨクンヌ━ウヒチニ┳ツノクヰ━オモタル ┣ココリ姫 ┃ ┃ ┃ ┃ ┗アメヨロヅ┳アワナギ┻イサナギ ┃ ↑ ┃ ┃ ┃ ┃ ┗サクナギ ┣ヒルコ ┃ ┗━━━┓ ┃ ┣ハコクニ━キノトコタチ┳アメカガミ┛ ┣アマテル ┃ ┃ ┃ ┃ ┗ムスビ(2)┓ ┣ツキヨミ ┗ウケモチ ┃ ┃ ┏━━━━━━━━━┛ ┣ソサノヲ ┃ ┃ ┗ムスビ(3)━ムスビ(4)━トヨケ┳イサナミ ┃ ┣ヤソキネ━タカキネ━ヨロマロ ┃ ┣カンサヒ ┃ ┗ツハモノヌシ
※クニトコタチは、ここではミナカヌシ・トホカミヱヒタメ・キツヲサネ・アミヤシナウの総称。
■神社祭神の高皇産霊神・高御産巣日神・高御産日神・高御魂神は、ほとんど七代目のタカキネ(タカギ)
を指すと思われる。
『タチハナ
植えて 生む御子の タカミムスビを 諸
称ゆ 東のトコタチや』2文
『クニトコタチの 八下り子 木草を苞の ホツマ国 東
遥かに 熟み 高く 立ち上る日の ヒタカミや』4文
『タカミムスビと 国 統べて トコヨの木を ハラミ山 橘山となす 五百継ぎの 真榊も植え』4文
『代々受けて 治む五代の ミムスビの 斎名タマキネ 元明を 写すタカマに』4文
『アメミヲヤ 元々・天並 三十二神 纏れば
"廻みの トヨケ尊" 東の君と 道受けて 大嘗事も 真榊の 六万に継ぎて』4文
『陽陰御子 学ぶ 陽陰の道
一人 侍んべる フリマロは 六代ヤソキネの 代嗣子ぞ』4文
『タカミムスビの 五代君 日毎に上る 陽陰つ宮』4文
『先に皇子守 オモイカネ シナの辞洞 アチの神 よりて七代の 大嘗事 タカキネ
ヤスの 今宮に タガ若宮の 代の殿』10文
『タカミムスビの 守議り "イヅモ 立たすは 誰
良けん" "ホヒの尊"
と 皆 言えば ホヒの尊に 平けしむる』10文
『アマ国の アメワカヒコと 極まりて タカミムスビが カゴ弓と ハハ矢
賜ひて 平けしむる』10文
『ワカヒコが ハハ矢を射れば 胸
通り 飛びてタカミの 前に落ち ケンケンも無く 血のハハ矢
』10文
『タカミムスビは これを見て 咎む返し矢 ワカヒコが 胸に当りて 失せにしを 返し矢
恐る 基や』10文
『この度は タカミムスビの 臣枯れを 除く門出の カシマ治ち '埴
直き纏る 守議り'』10文
『タカミムスビの 立たし枝 理
あれば 御言宣 賜ふアソベの アカル宮 天振ゆを受くる オホナムチ』10文
『汝 モノヌシ クシヒコよ 国つ女取らば 疎からん 我がミホツ姫 妻として 八十万守を 司り 御孫を守り 奉れ』10文
『我 三世を知る 初の世は クニトコタチぞ 天に逝き 回る元明の 守
定め』13文
『二世 ムスビの 百万寿 逝きて霊の結 和すを聞く』13文
『中国の守 拒まんを 防ぐ供守 カグヤマは ヤマズミの二子 フトタマは ミムスビの三子』20文
『クシタマは ミムスビの四子 ミチネとは カンミの曽孫 カンタマは ヤマズミの三子』20文
『真榊を ハコクニ宮に トコタチの 植えて国名も ヒタカミの タカミムスビの 植継ぎの 二十一の鈴の 百枝後』28文
『昔の上祖 タカムスビ ヒタカミ生みて 一千万年 過ぎて太陽の 大御神 陽陰和る道に 民を治す』29文
『これ何の言 何の謂 それ我が国は 大御祖 タカミムスビの この国を 開きて七代 これを継ぐ』39文
『故昔 タカミムスビの ヤソキネと 千五百の子らに 教えには ト下和宮 還の道 身を全くして 永らえり』ミ4文
【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】