天稚彦。天若日子。
アメクニタマの子。カナヤマヒコの孫。 オクラ姫
(二代目シタテル姫) の兄。
「アメワカヒコ」の名はアマノコヤネ (斎名:ワカヒコ)
に肖ったものともいう。
カシマ立ちの使者の三番目。オホナムチの娘のタカコと結婚して出雲に住み着く。
代の殿 タカキネの返し矢が命中して死ぬ。
滋賀県犬上郡豊郷町高野瀬、天稚彦
(アメワカヒコ) 神社
京都府北桑田郡京北町下熊田菅ヶ谷、天雅
(アマワカ) 神社
滋賀県彦根市三津町、勝鳥 (カチトリ)
神社
★『古事記』殯の場所は、「こは美濃の国の藍見川の川上なる喪山という山なり。」
藍見川はいまの藍川のことで、喪山は岐阜県不破郡垂井町の東の送喪(ソウソウ)山。
★岐阜県の喪山古墳がアメワカヒコの墳墓と伝えられる。
イサナギ ┌ソサノヲ─オホナムチ┌──────タカヒコネ ┃──┤ ┃───┴タカコ ┃ イサナミ └アマテル─タケコ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┌ナカコ ┃ ┃ カナヤマヒコ┴───アマクニタマ┬アメワカヒコ ┃ │ ┃ └──────オクラ姫
『アマ国の アメワカヒコと 極まりて タカミムスビが カゴ弓と ハハ矢
賜ひて 平けしむる』10文
『タカテル姫を 娶りつつ アシハラ国を 乗らんとて 八年経る迄 帰らねば』10文
『名無しの雉子 訪い下す アメワカヒコが 門の前 桂の末に 仕業
見て ホロロホロロと 鳴くを聞き』10文
『下侍が告げに "名も無くて 天を嘆くや"
と ワカヒコが ハハ矢を射れば 胸
通り 』10文
『タカミムスビは これを見て 咎む返し矢 ワカヒコが 胸に当りて 失せにしを 返し矢
恐る 基や』10文
『タカテルの兄 タカヒコネ 天に上りて 喪を訪えば この尊
姿 ワカヒコに 瓜
分け得ず』10文
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