オクラヒメ・アユミテルメ

→ 語義
  

大倉姫。アユミテル姫。 
アマクニタマ
の娘。カナヤマヒコの孫。アメワカヒコの妹。 
タカヒコネ
の妻。
ヒルコ
に奉られ、和歌の奥義 (雲奇文) を授かり、二代目シタテル姫を襲名する。
  

奈良県御所市古瀬字鶯谷、大倉姫 (オオクラヒメ) 神社
京都府北桑田郡京北町下熊田菅ヶ谷、天雅 (アメワカ) 神社
奈良県吉野郡吉野町樫尾、川上鹿塩 (カワカミカシオ) 神社
  

■シタテル姫は、タカテル姫 (タカコ) と誤解され、あるいは同一視されている場合が非常に多い。

  

イサナギ ┌ソサノヲオホナムチ┌──────タカヒコネ
  ┃──┤      ┃───┴タカコ    ┃
イサナミ └アマテルタケコ    ┃     ┃
        ┃         ┃     ┃
      ┌ナカコ        ┃     ┃
カナヤマヒコ┴───アマクニタマアメワカヒコ ┃
                │       ┃
                └──────オクラ姫
   
  

アマクニタマの オクラ姫 これも捧げて 仕えしむ シタテル姫は 二青侍 召して楽しむ 八雲打ち9文
『後にワカ姫 ひたる時 八雲ヰススキ カダカキを 譲る 琴の音[言の根] タカ姫を タカテルとなし』9文
ワカ歌の クモクシ文は オクラ姫 授けて名をも シタテルと なしてワカ国 タマツ州 年稔神と 称えます』9文
ひたるの時に 賜ふ名は アユミテル姫に シタテルと サタタカ姫は タカテルと 授くる』ミ逸文
『昔 中山 道開く カナヤマヒコの 孫娘 シタテル-オクラ タカヒコの 怒り 融かんと 短か歌 詠みて諭せり』10文

『あめなるや 復棚機の 促せる 珠のミスマル ミスマルの 穴珠逸み 誰に二輪 垂らすアチスキ タカヒコネぞや』10文
『天下がる ひなつめの意は ただ背訪ひ 其方は傾ち 片淵に 網 張り渡し 群寄しに 寄し選り好い 其方は傾ち』10文

  

  

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