カダガキ

→ 語義
  

葛掻き。
イサナギ
が宮の垣に茂る (カダ) を掻く糸薄 (イトススキ) にヒントを得て造った三弦琴。 
琴の原型。葛の葉に似せて作ったと言うから、琵琶の形に近い物と思われる。
  

和の歌 カダカキ打ちて 率き歌ふ 自づと声も 明らかに』1文
『その事の根は イサナギの 垣の 打つ 糸すすき これを三筋の 琴の根ぞ 形は "放" と 葛の葉を "葛掻" と現つ』9文
スクナヒコナは 和州の カダカキ 習い 雛祭 教えて至る 加太の浦 淡島神ぞ』9文
『後にワカ姫 ひたる時 八雲ヰススキ カダカキを 譲る 琴の音[言の根] タカ姫を タカテルとなし』9文
ワカ歌の クモクシ文は オクラ姫 授けて名をも シタテルと なしてワカ国 タマツ州 年稔神と 称えます』9文
宮つ屋 成りて 十二の后 スガタ 御后に なして歌詠み カダカキの 琴を楽しむ』20文

  

  

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