哮の峰。
生駒山の別名。 =シラニハ山
九十九から斎奇船で出発したテルヒコ一行は、浪速からカモ船に乗り換えて、山後川を遡りイカルカの峰に着く。そこから最終目的地の白庭へ。
『御隈野の 宮居
拝みて 浪速より カモにて到る イカルカの 峰より到りの 領庭に』20文
哮宮。
クシタマホノアカリ (テルヒコ) が、大和国に下って初めに宮とした所。 =シラニハ(領庭)
奈良市の鳥見町・三碓町(みつがらす:
「見つ烏」 の意) の辺り。
そのアスカ(翌時)、シラニハ山(生駒山)にカラスが飛ぶのを見て、隈野と思い込み、一年も経ずして、クシヒコ・カスガの反対を押し切り、アスカ宮に移る。
『宮つ屋
成りて 十二の后 スガタが娘 御后に なして歌詠み カダカキの 琴を楽しむ』20文
『イカルカの 宮に移りて その翌時 大殿に四方を 望む折 領庭山に カラス飛ぶ
隈野と思ひ 宮遷し』20文
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