御熊野 (御隈野)。
隈野の尊称。紀州熊野を指す固有地名。
和歌山県新宮市新宮、神倉 (カミクラ)
神社
和歌山県新宮市新宮、熊野速玉
(クマノハヤタマ)
大社
『御隈野の 御山木
焼くを 除かんと 生む 火の神の カグツチに』5文
『焼かれてまさに 終る間に 生む 土の神 ハニヤスと 水
ミツハメぞ』5文
御隈野の宮居。
海上を行く船から見える場所ということになると、神倉神社
(速玉大社の元社) ということになろうか。
和歌山県新宮市新宮、神倉 (カミクラ)
神社
和歌山県新宮市新宮、熊野速玉
(クマノハヤタマ)
大社
『御隈野の 宮居
拝みて 浪速より カモにて到る イカルカの 峰より到りの 領庭に』20文
『名草のトベが 拒む故 潰して狭野へ 熊野群 磐盾越えて 沖を漕ぐ 旋風
船を 漂わす』29文
『垂の勇[死の諌]は 妻の殯を 御隈野の 神の諫めの 足ぞ退きける』フ127
御隈野の臣。
全国の熊野神社にイサナミと一緒に祭られることの多い、ハヤタマノヲとコトサカノヲか。
ソサノヲの保護観察を、ヒルコと共に務めていたらしい。
『先にタラチヲ "ハナキネは 根の国・サホコ 領すべし" いまだヒルコと 御隈野の 臣が助けて 後の君』6文
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