足退き。葦引き。
「やま」に掛かる枕詞。「やま」は「よみ(黄泉)・よもつ(黄泉)」と「やまと(和)」から来ている。
イサナギが、死んだイサナミの姿に驚愕して『足を退き』、またイサナミが放った八人の鬼霊により、ヨモツ境から『足を退かされ』帰った故事による。もう一つは『葦引き』で、二尊が葦原の葦を引き抜いて田を拓いたことを言い、これは政治不在のため荒廃していた民心を調えたことの喩え。
『髻の黄楊櫛 辺歯を 灯とし見れば 蛆たかる "厭や醜めき 汚なき"
と 足退き帰る』5文
『アワ君よ 別れ惜しくと 妻送る 夫は逝かず 逝けば恥』5文
『鬼霊に追わす 善し悪しを 知れば足退く 黄泉境 言立ち幸る 器あり』5文
『ミソギに民の 調ひて 弥和通る 葦引きの 千五百の生田の 瑞穂
成る』5文
『和の教えに かかんして のんアワ国は てんヤマト』5文
『引きて開るき 葦原の 歌も悟れよ 和道の 通らぬ前の 葦引きの 枕言葉は 歌の種』5文
『垂の勇[死の諌]は 妻の殯を 御隈野の 神の諫めの 足ぞ退きける』フ127
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