シラニハ

→ 語義
  

白庭 (領庭)。
領らす所。政を執る所。政の庭。朝廷。 =ヲシラス(御領州)シラヰシ(領居州)
おそらくここには、語呂合わせから、白石が敷かれた。

  

  

トリノシラニハ

→ 語義
  

鳥の白庭 (とりの領庭)。
テルヒコの大和下りの最終目的地。奈良市の鳥見町・三碓町 (みつがらす: 「見つ烏」 の意) の辺り。
シラニハは、皇孫の「政の庭 (朝廷)」の意が固有地名に転じたものと思われる。
トリは「とりを務める」の "とり" で、「締め括り・至り・果て・終着点」などの意。
同時にトリはシラニハに掛かる枕詞で「シラニハ山に飛ぶカラス」を暗示するとも思われる。
  

奈良県奈良市三碓三丁目、添御縣坐 (ソウノミアガタニイマス) 神社  
  

★『勘注系図』大和国鳥見白辻山。 
★『旧事』鳥見の白庭。
  

御隈野の 宮居 拝みて 浪速より カモにて到る イカルカの 峰より到りの 領庭に』20文

  

  

シラニハヤマ

→ 語義
  

白庭山 (領庭山)。 
イカルカの峰の別名。=生駒山
クシタマホノアカリ (テルヒコ) は、大和国のイカルガ宮に入って間もなく、シラニハ山カラスが飛ぶのを見て、隈野と思い込み、一年も経ずして、クシヒコカスガの反対を押し切り、アスカ宮に移る。
  

■イカルとヘクリ(平群)は同根か。
  

イカルカの 宮に移りて その翌時 大殿に四方を 望む折 領庭山に カラス飛ぶ  隈野と思ひ 宮遷し』20文

  

  

シラニハムラ

→ 語義
  

白庭村 (領庭村)。
"鳥の領庭" の村。かつてのイカルカ宮の地。
ここにテルヒコの陵を造ったという。帝塚山か?
  

『喪に入りて 領庭村の 陵 成す 後に十種の 譲り受け 年回る日も 喪に入りて アスカの神と 祭るなり』27文

  

  

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