飛鳥川。明日香川。
クシタマホノアカリはイカルガの宮から飛鳥の宮に遷り、その周
地に飛鳥川を掘って禊する。
後に今度はハセ川を掘リ、その土でアスカ川の淵を埋めて田にした。
★飛鳥川は、現在は奈良県高市郡高取山に発源、明日香村に入り北流、大和川に注ぐ川。
★『君により 言の繁きを 故鄉の 明日香の川に 禊しに行く』万四
『諸 議り ついに移して アスカ川 周に堀りて 禊なすかな』20文
『アスカ君 カグ山
写し 宮の名も ハセ川掘りて アス
カ川 淵を田となす』24文
『スガタ姫 君に申さく "これ悪ろし 昔クシヒコ 諌めしを 嘲る穢れ 禊なす これを棄つれば また穢れ"』24文
『アスカ川 オオヤマスミは これ写し サカムの小野に 新田成し 橘の
木植えて マウラ守 代々 "橘の君" となる』24
文
飛鳥の宮。明日香の宮
クシタマホノアカリの座す宮。またその宮の主であるク
シタマホノアカリ本人のこと。
イカルガ宮に落ち着いたその翌時 (アスカ)、シラニハ山にカラスが飛ぶのを見て隈野だと思い、一年も経ず
にクシヒコ・カスガの
反対を押しきってアスカ宮に移る。
(『飛ぶ鳥の 明日香の里を 置きて去なば 君が
辺りは 見えずかもあらむ』万一)
後にカグヤマ宮と改名。
『孫ホノアカリ カグヤマの アスカの宮に 御座
します 弟ニニキネは 新治成す』序
『この日 アスカの 宮代人 フトタマをして 祝わしむ』21文
『イセより発ちて アスカ宮 これより水の 西宮
まずカンサキの 大井 掘り マナヰに到り 幣 納め』24
文
『ツクシより 使人 乞ふ故 カンタチを
モノヌシとして ハ
テツミと 共に三十二を 治めしむ』27文
『故にツミハを コトシロと アスカの宮に 侍ら
しむ』27文
『時にアスカの 宮 罷る 母チチ姫は 後の代を イセに侍れば 大御神 居を同じ
くす』27文
『御子オシヒトも 三十万端 治めて 御子の ホノアカリ 十種宝に 駆け恵り 空みつ大和 アスカ宮』28文
『日の神ここに 道 学ぶ 故 日高みぞ 陽陰の御子 チチ姫と生む 皇子二人 兄はアスカ宮 弟はハラミ』39文
『それの君 アスカを討ちて 国を盗る 上に違えり 故 和れず 今また来たり 盗らんとす これも上かや 皇君よ』39文
『喪に入りて 領庭村の 陵 成す 後に十種の 譲り受け 年回る日も 喪に入りて アスカ の神と 祭るなり』27文
飛鳥皇君。明日香皇君。
オシホミミが罷る時、クシタマホノアカリをこれに任じ
る。同時にニニキネをハラ
の皇君に任じた。
後にはカグヤマ皇君と改名。
『我 齢老い ひたる故 今より兄も 名はヤ
マト アスカ皇君と ハラ皇君』24文
『アスカ君 カグ山
写し 宮の名も ハセ川掘りて アス
カ川 淵を田となす』24文
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