【原文カタカナ訳】 【語義考察】 【漢字読み下し】
ホツマツタヱオノフ ほつまつたゑおのふ ほつま伝えを展ぶ 展開す
アメツチノ ヒラケシトキニ あめつちの ひらけしときに 天地の 平けし時に 陽と陰が 和し調う時に フタカミノ トホコニヲサム ふたかみの とほこにをさむ 二尊の 経矛に治む タミマシテ アマテルカミノ たみまして あまてるかみの 民 増して アマテル神の ミカカミオ タシテミクサノ みかかみお たしてみくさの 御鏡を 足して三種の (ヤタ鏡) ミタカラオ サツクミマコノ みたからお さつくみまこの 神宝を 授く御孫の トミタミモ ミヤスケレハヤ とみたみも みやすけれはや 臣民も 実 安ければや
トミカヲヤ シイルイサメノ とみかをや しいるいさめの 臣が祖 しいる諌めの (オミケヌシ) オソレミニ カクレスミユク おそれみに かくれすみゆく 畏れ見に 隠れ住みゆく スヱツミオ イマメサルレハ すゑつみお いまめさるれは 末つ身を 今 召さるれば [陶つ廻] (再び) ソノメクミ アメニカエリノ そのめくみ あめにかえりの その恵み 天に返りの モフテモノ もふてもの 詣で物
ホツマツタヱノ ほつまつたゑの ホツマツタヱの ヨソアヤオ アミタテマツリ よそあやお あみたてまつり 四十文を 編み奉り キミカヨノ スエノタメシト きみかよの すえのためしと 君が結の 末の例と ナランカト オソレミナカラ ならんかと おそれみなから ならんかと 畏れ見ながら ツホメオク コレミンヒトハ つほめおく これみんひとは つぼめ置く これ見ん人は (1.まとめ置く) (2.蕾としておく)
シワカミノ ココロホツマト しわかみの こころほつまと 『地上の 心ほつまと ナルトキハ ハナサクミヨノ なるときは はなさくみよの なる時は 花咲くみよの ハルヤキヌラン はるやきぬらん 春や来ぬらん』
イソノハノ マサコハヨミテ いそのはの まさこはよみて 『磯の地の 真砂は読みて ツクルトモ ホツマノミチハ つくるとも ほつまのみちは 尽くるとも ほつまの道は イクヨツキセシ いくよつきせし 幾代尽きせじ』
ミワノトミ ヲヲタタネコカ みわのとみ ををたたねこか ミワの臣 ヲヲタタネコが ササケント フモミソヨトシ ささけんと ふもみそよとし 捧げんと 二百三十四歳 ツツシミテヲス つつしみてをす 謹みて押す
ーーーー 以下はオオカシマによる推薦文 ーーーー
ヲリツケノ ウハノシルシト をりつけの うはのしるしと 織付の 上の記しと (として) ハナヲシオ ソヱテササクル はなをしお そゑてささくる 花押を 添えて捧ぐる コトノヘノウタ ことのへのうた 寿述べの歌
ヒサカタノ アメカシタシル ひさかたの あめかしたしる 久方の 天が下領る ワカキミノ ヨヨニツタハル わかきみの よよにつたはる 我が君の 代々に伝わる (景行天皇) カンムリハ アマテルカミノ かんむりは あまてるかみの 冠は アマテル神の ツクラセテ サヲシカヤツノ つくらせて さをしかやつの 造らせて 差使八つの (尊敬) ヲンミミニ キコシメサルル をんみみに きこしめさるる 御耳に 聞し召さるる アサマツリ アマネクトホリ あさまつり あまねくとほり 朝政 あまねく通り アマテラス ヲヲンタカラノ あまてらす ををんたからの 和照らす 大御宝の ヰモヤスク ヤスクニミヤト ゐもやすく やすくにみやと 気も安く ヤスクニ宮と タタヱマス たたゑます 称えます
ヤヨロトシヘテ やよろとしへて 八万年経て コヱウチノ イサワノミヤニ こゑうちの いさわのみやに 還内の イサワの宮に ヲワシマス ミコオシホミハ をわします みこおしほみは 御座します 皇子オシホミは ヒタカミノ タカノコウニテ ひたかみの たかのこうにて ヒタカミの タカの首にて クニヲサム マコホノアカリ くにをさむ まこほのあかり 国治む 孫ホノアカリ カクヤマノ アスカノミヤニ かくやまの あすかのみやに カグヤマの アスカの宮に ヲワシマス をわします 御座します
オトニニキネハ おとににきねは 弟ニニキネは ニイタナス ニハリノミヤノ にいたなす にはりのみやの 新治成す ニハリの宮の ソヤヨロニ ニイタミフヱテ そやよろに にいたみふゑて 十八万年に 新民 増えて ナモタカキ ハラミノミヤニ なもたかき はらみのみやに 名も高き ハラミの宮に (ハラアサマ宮) タミオタシ ツイニシワカミ たみおたし ついにしわかみ 民を治し ついに地上 ホツマナル ムソヨロトシノ ほつまなる むそよろとしの ホツマ成る 六十万年の ヨオシリテ イカツチワクル よおしりて いかつちわくる 節を領りて 雷 別くる イツノカミ いつのかみ 逸の尊
トキニヲンカミ ときにをんかみ 時に御神 (アマテル) ノタマフハ イマニニキネノ のたまふは いまににきねの 宣給ふは 「今 ニニキネの サキミタマ クニトコタチノ さきみたま くにとこたちの 先神霊 クニトコタチの <として> ワサミタマ アラハルイツト わさみたま あらはるいつと 業神霊 現る稜威」 と <が> 現れての功績と カカナエテ ワケイカツチノ かかなえて わけいかつちの かがなえて ワケイカツチの アマキミト ナツケタマハル あまきみと なつけたまはる 天君と 名付け賜わる <が> ヨノハシメ イマスヘラキノ よのはしめ いますへらきの 世の初め 今 皇の 地での天君の始まり 今も皇を (天皇) アマキミハ ミナニニキネノ あまきみは みなににきねの 天君は みなニニキネの 天君と呼ぶのは イツニヨル いつによる 稜威による
ミコマコヒコノ みこまこひこの 御子・孫・曽孫の スエマテモ アマテラシマス すえまても あまてらします 末までも 和照らします ヲヲンカミ モモナソヨロノ ををんかみ ももなそよろの 大御神 百七十万の トシオヘテ モトノヒノワニ としおへて もとのひのわに 年を経て 本の日輪に カエマシテ アオヒトクサオ かえまして あおひとくさお 還えまして 青人草を <天より> テラシマス コノユエキミモ てらします このゆえきみも 照らします このゆえ君も トミタミモ ヰオヤスクヌル とみたみも ゐおやすくぬる 臣民も 気を安く温る ヲンメクミ をんめくみ 御恵み
ヨニアラワセル よにあらわせる 世に著せる (「著す」の連体形) ソノフミハ ホツマツタヱニ そのふみは ほつまつたゑに その文は ホツマツタヱに マサルナシ イマヨニノコル まさるなし いまよにのこる 勝る無し 今 世に残る イヱイヱノ フミモソレソレ いゑいゑの ふみもそれそれ 家々の 文もそれぞれ カハリアル タレオマコトト かはりある たれおまことと 変りある 誰を真と ナシカタシ カレニヒトツオ なしかたし かれにひとつお なしがたし 故に一つを アケシルス あけしるす 挙げ記す
フソムノアヤニ ふそむのあやに 二十六の文に カモワレテ トヨタマヒメモ かもわれて とよたまひめも 『カモ破れて トヨタマ姫も ナキサニテ タケキココロニ なきさにて たけきこころに 渚にて 猛き心に オヨカセハ タツヤミツチノ およかせは たつやみつちの 泳がせば 竜や蛟竜の (尊敬) チカラヱテ ツツカモナミノ ちからゑて つつかもなみの 力得て 恙も和みの イソニツク いそにつく 磯に着く』
コレオヨソニテ これおよそにて これを他所にて フネワレテ タツトミツチノ ふねわれて たつとみつちの 『船 破れて 竜と蛟竜の チカラヱテ コレアヤマレル ちからゑて これあやまれる 力得て』 これ誤れる (「誤る」の連体形) テニオハソ スヘテナナヤノ てにおはそ すへてななやの テニオハぞ 総て七家の シルシフミ コトナリカチハ しるしふみ ことなりかちは 記し文 異なりがちは コレニシレ これにしれ これに知れ
ワカカミノヲス わかかみのをす 我が上の押す (先祖)(記す) ミカサフミ ホツマツタエト みかさふみ ほつまつたえと ミカサ文 ホツマツタエと ワリウルリ アワスコトクノ わりうるり あわすことくの 割瓜 合わす如くの <を> ココロナリ ヨヨノヲキテト こころなり よよのをきてと 心なり 代々の掟と ナルフミハ ホツマツタエト なるふみは ほつまつたえと なる文は ホツマツタエと オモフユエ フカキココロオ おもふゆえ ふかきこころお 思ふゆえ 深き心を ソヱヰレテ アケタテマツル そゑゐれて あけたてまつる 添え入れて 上げ奉る スエニヲシテソ すえにをしてそ 末にヲシテぞ (御言宣) "三種法具ふ宝" →ミ序
ハナノソヱウタ はなのそゑうた --- 華の添歌 ---
カカンナス ハルノヒトシク かかんなす はるのひとしく 『かかんなす 春のひとしく (始まり) メクリキテ イソノマサコハ めくりきて いそのまさこは 巡り来て 磯の真砂は イワトナル ヨヨノンテンノ いわとなる よよのんてんの 岩となる 弥々のんてんの (伸びて至る) ホツマフミカナ ほつまふみかな ホツマ文かな』
マキムキノ ヒシロノミヨニ まきむきの ひしろのみよに マキムキの ヒシロの御代に (景行天皇) ミカサトミ イセノカンヲミ みかさとみ いせのかんをみ ミカサ臣 妹背の上臣 ヲヲカシマ フモヨソナトシ ををかしま ふもよそなとし ヲヲカシマ 二百四十七歳 ササクハナヲシ ささくはなをし 捧ぐ花押
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★印のついたものは他の文献・サイトからの引用。
■印のついたものは筆者の個人的な意見です。
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