【印・標・徴・兆】【記・誌・報】【璽】【著し】
1.表示。現れ。知らせ。標章。象徴。 記したもの。文書。ヲシテ。証拠。誓約。
『をりつけの うはのしるしと はなをしお そゑてささくる ことのへのうた』ホ序 『ときみまこ しるしささけて のちおこふ あめはたあしく ゆるされす』ホ21 『すくなるぬしお みわけんと すくなしるしの すきうゆる』ホ23 『むめにこしゑて このみあえ あめのしるしと おりかさし』ホ24 『みことのり たいはうおきみ みけのもの しるしはうろこ』ホ25 |
『しかるのち みくさたからお ひつにいれ しるしはさかき』ホ24 『ときにすへらき こたえいふ なんちかきみも まことなら しるしあらんそ』ホ29 『ひのをみは しるしのみはこ たてまつる あたねはかかみ』ホ30 『みしるしは きみのみにそえ みくさとも うちつのみやに をさめます』ホ30 |
「しるす(標す・記す)」の名詞化。
変態:「しらせ(知らせ)」
【著し】
知れる如し。はっきりわかる。顕著である。
『みなかんちかひ いちしるきかな このときに としのりかみの』ホ22 『おしくもきよめ よつきやに いのれはしるし はらみゑて』ホ27 |
【記し・誌し】
記すところの。
『すへてななやの しるしふみ ことなりかちは これにしれ』ホ序 『みつからしるし このふみお やしろにおくは ゐつこのためか』ホ28 |
「しるし(記し)」+「し(如・然)」の合成。
「しるし」は「しるす(記す)」の連用形。
「し」は「しく(如く)」の連体形「しき」の短縮。終止形は「き」となる。
10/03/18
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