【き・(如・然)】「しく(如く)・しかる(然る)」からの転。連体形は「し」となる。
〜の如し。〜に然り。〜に相違ない。〜に違わず。〜なのであった。 =けり・なり
『めかみこたえて わなにやし うましをとこに あひきとそ』ホ3 『あかたまの わかひるのるは あおきたま くれひのみたま ぬはたまなりき』ホ4 『ましわりさると すかさあを やゑはゐもとむ したたみの さすらやらひき』ホ7 『わかひこか むねにあたりて うせにしお かえしやおそる もとおりや』ホ10 『なかめたかわす こかねさく ひさみるやまと たたゑたまゐき』ホ11 |
【き・(如・然)】同上。=〜ければ。〜だから。理由を表す。方言に多く残る「〜じゃき・〜じゃけ」
『わかこさりにき われもさる いまわれさらは たれかまた』ホ10 |
【交・着・衣】合わせ。包み。
『みやつくりして おわします なつめのかみか うふきなす』ホ24 |
【切・刻・亀】(1) 離れ。分れ。切断。亀裂。(2) キサラキの短縮
『ときふそこすす ゐものひゑ みそやきさらき ついたちと』ホ24 『ねこころお あかしかえりて ふそなきの みそかもふさく』ホ38 |
【寸】同上。 尺(=22.5cm)を十等分に切(き)ったもの。1丈=10尺=100寸。 =指
『こたえとく すすはまさかき ほすゑのひ としにきなかの むよろほき』ホ13 『ひめはこやねの たけしるや しれりひとたけ ふたゐきそ』ホ16 『たおとつたきり きとなつく たみはやたなり』ホ17 『ちみちのあふみ かなつくり かけはをさしの つりなわも ゐつきみしかく』ホ192 『めはなより おほねえやたの つつたちは ゐたゐきのりお』ホ192 |
【限・垣・岐・城】囲み&限り。分割したものの一。方。区分。区画。
『ちぬのやまきて ゐつせかる きのかまやまに おくらしむ』ホ29 『かたちあかるき かもとかみ』ミ9 |
『たみにとふ あれはうむきと しつかはむ なますもよし』ホ40 |
【来】巡り。恵り。巡幸。「来る」の名詞形。
『うらなひて つきかつらきの いとりやま』ホ4 『たまのをととむ みやのなも をとたちはなの あわきみや』ホ5 『たかくあかたの ふなわたし たまきなむらの つちくもの つつらおころし』ホ38 |
【来・紀】巡り。恵り。巡幸。「来る」の名詞形。
『きしゐのいなた ほをむしに いたむおなけき』ホ1 『うらなひて つきかつらきの いとりやま』ホ4 『たまのをととむ みやのなも をとたちはなの あわきみや』ホ5 『なかくすむゆゑ いもとむこ あめのみちねお くにつこと きのたちたまふ』ホ31 『たかくあかたの ふなわたし たまきなむらの つちくもの つつらおころし』ホ38 |
【東・起・萌】起る。分かれる。起る。萌す。上がる。(日が)発す。
『きつのなとほむしさるあや』ホ1 『わかひめさとく かなさきに きつさねのなの ゆゑおこふ』ホ1 『をはきみの くにをさむれは きつをさね よもとなかなり』ホ1 『きのとこたちや そのみこは あめかかみかみ つくしたす』ホ2 『あめのきと みはしらのみち たてまつる』ホ3 |
【木・起・貴】起り。先行。立つもの。高まるもの。 =はな(放)・みけ(木)
『みおわけおふる きのみゆゑ きみはをめかみ』ホ1 『まさかきの うゑつきゐもに みつるころ よつきのをかみ』ホ2 『うみてうみかわ やまのさち きをやくくのち かやのひめ のつちもなりて』ホ3 『むかしこの くにとこたちの やくたりこ きくさおつとの ほつまくに』ホ4 『たまふよろきは なめことの ちくさよろきの なおたたす』ホ10 |
【木・起・貴】同上。先行して立つ「陽・男」の属性を表す。=きね(木根) ⇔み(見・実)
『いますへらきの あまきみは みなににきねの いつによる』ホ序 『たかきかみきの あやこえは かみのをしゑは』ホ2 『ふたかみのなも ももひなき ももひなみなり』ホ2 『きみはその きのみによりて をかみはき めかみはみとそ なつきます』ホ2 『あわなきは ねのしらやまと ちたるまて のりもとほれは』ホ2 |
【黄・輝・貴】正の方向に離れるさま。 盛り/絶頂を象徴する色。
『すかははきかね ししろかね うひにあかかね はくろかね』ホ15 『それはきはきに きりはしろ ひのきはきあか くりはくろ』ホ15 『そのきみの こころあおきは あおにめて きなるははなの きおめてし』ホ16 『やいろのにきて みなみあお にしはくれない きたはきに ひかしはしろく』ミ6 『あしろのゆうお きさにたて きしろのゆうお つねにたて』ミ8 |
【貴・希・稀・揮・汽・水・生・酒】同上。 上澄み。精髄。純粋。水。
『たみつおまもり ふねおうむ きふねのかみは ふなたまか』ホ27 |
【気】見えないエネルギー。気持。関心。放射。気配。生気。元気。 =け・い
『みなみむき あさきおうけて なかいきの』ホ1 『みつましわりて こころいき なりてみつかふ つゆあふれ』ホ16 『るはしはの かわけはもゆる るきのほそ きはきのかれて おもひなし』ホ23 『あしなかくもの おおちから いわきおふりて よせつけす』ホ29 |
【気・起・興・意】同上。心に持つ/湧く気。気持。関心。 =け
『ふたかみの たまふさかほこ さいわひに そのきおゑれは ゆつるなり』ホ23 |
10/10/20
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