きね  キネ  kine

  

【(熟・貴)・木根】
正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・先行する・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」さま
 ●陽(男)。 =き(起・貴・木) ※女は「み(見・実)」 

『うはおおいなり ひはひのわ るはひのちたま きはきねそ』ホ4
『かれうひるきの みことなり きねはめをとの をのきみそ』ホ4

 ●男子の斎名の「のり(和り)」の一種。

『おとににきねは にいたなす』ホ序
はなきねは ゐなにつつるお あねにとふ あねのこたえは あわのふし』ホ1
『たかみむすひの ゐつよかみ いみなたまきね とようけの』ホ2
きねとひこ うしものりなり』ホ4
『みこあれませは もちきねと なつけていたる そあさくに』ホ5

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きぬ(熟ぬ・貴ぬ)」の名詞化。
ここでは「D:正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・先行する・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。これは先に上って天となった「陽」の属性を表す。
また人を木に例えた場合、男は先に立つ木の根(幹)であり、女は後に付ける実である、とホツマは言う。

変態:「きに(熟)」「くの(熟)」「この(熟)」「こな(熟)」「こね(捏)」

 
 

【東北】
東北。

『やなゐかくろひ うつろもり きねのひときお ゐやしろにせよ』ホ21
『なるかみの ぬしきねまもり うつろゐの をまさきみとそ』ホ21
『たちからを やもにほらしむ うみのなも きはやまなかと きねはあす』ホ24
『かしきのゆうお なかにたて ましろのゆうお きねにたて』ミ8
『たといきねまに さはなすも へらよりきたふ かたたかひ』ミ8

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き(東)」+「ね(北)

  

10/01/06

  

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