【結・和・故・謂・意・気】「いふ」の名詞化。 合わせ。結。ゆえ。由。 意識。意図。関心。
『あまさかる ひなつめのいは たたせとひ しかはかたふち』ホ10 『みつましわりて こころいき なりてみつかふ つゆあふれ』ホ16 『われみるに ひといはかわる おこりかち へりにはかたく』ホ23 『さくらいあらは わかはらみ あたたねならは はなしほめ』ホ24 『いのなわの ふみもとほれは いもをせも なかにたのみの いなわひくらん』フいなわ |
【居・入・生】「いる」の名詞形。 合う・在る・居る・現ること(所)。 間。場。=ゐ
『めせはきさきに とかめられ ゆりひめとなり とのいせす』ホ31 |
【射・気・出・霊】見えないエネルギー。気持。関心。放射。気配。生気。元気。心。霊。魂。 =ひ・き・け
『みやのなも くしいなたなり さほこくに かえていつもの くにはこれ』ホ9 『あめはいにしる はにこたふ ひとはつけしる このみつに』ホ17 『うたのなおしお こはしむる わかみやふたお とりみれは いいろよむうた』ホ31 『おうすみこして うたしむる おうすもうさく よきいてお あらはつれんと』ホ38 『かたちけた あのまてのいの なかにたつ くにたしなるる かみかたち』ミ7 『ゑなのはすけの めをあえは あおきおとりて いおうくる』ミ7 |
【風】イの母音。風を表す。
『あいうえお うつほかせほと みつはにの ましわりなれる みなかぬし』ホ18 『あはうつほ いはかせうはほ えのみつと おのはにゐつね ましわりて』ミ10 |
【出・生・初・一】出づ。起る。発す。 =うい
『いのいさの ことにやわらく ならわせや うなひこのふゑ もいなさふくらん』フいゐさ |
【往・息】往き来。呼吸。 =いき
『いはふよろむち やもよそむ はらおひのゐも つつしみよ』ホ16 |
【弥・斎・偉・至・御・敬・上・大・秀・熟】正の方向に離れるさま。
『うらなひて つきかつらきの いとりやま』ホ4 『いやまなる たかきはそひえ おりやせん おりによそうて ゐやまなるへし』フいやま 『いのはらの みはたねはらむ ひたちをひ おひぬつるきの たからふるなり』フいはら |
【生・活・勢・威】同上。
『いのきにの きつさにとみの あらそひも つさをはやめて きにやにくらん』フいきに 『いのちりの あらそうみつの くにのこと きみかひらへに ひきやちるらん』フいちり 『いぬうなる とみはほこりて こはおこる はやるほとかや ほころひるらん』フいぬう 『いのむくは ほのあやまちと つつしみて のそみもにけの いにやむくらん』フいむく 『いのよろの たねはよわきも なかはしら もろもつくみも いよろなるへし』フいよろ |
【率・将】いる(率る・将る)の名詞化。統べ・治め。=ゐ
『よろひきの いわおもなけて うつろいも ひしけはたまふ ふたつるき』ホ16 『たつたのみちは ならひえす いこまこゆれは なかすねか いくさおこして』ホ29 |
【埋・井・池】埋め。溜め。補い。
『くまのよろきの たにせんと おおたみしまか いかわなす』ホ24 『とこよいのくち やまかけの すくなみかみの たけかふに とりのついはむ』ミ2 |
『まこかなす いとうけすてめ あかかたに くろそのつみと うむみこお』ホ24 『いのねせは のりにあふるる あおめらや わかめのなたも ゑもりなすらん』フいねせ 『いのそのは やなきさくらの ことよりも かすみにももの はなやおそらん』フいその |
【忌・穢・卑・怨】同上。 負の方向に離れるさま。曲がり。ねじけ。
『いのむくは ほのあやまちと つつしみて のそみもにけの いにやむくらん』フいむく 『いのゆんの あたはたちはな めはさくら やむもしなとの いゆんなすなり』フいゆん 『いのつるは はやこかをろち まつられて なるいわなかも みさほおちつる』フいつる |
【夷】同上。 =ゑみし(蝦夷)
『かしはともへと なおたまふ おほひこのまこ いわかなり』ホ40 |
【五】=ゐ
10/09/10
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