【(五百・弥・上・熟・至)】
正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」さま
● 500。
『まさかきの うゑつきゐもに みつるころ よつきのをかみ』ホ2 『あけまきし もすそおつかね はかまとし ゐもにみすまる からまきて』ホ7 『ちのりゐものり ひちにつけ ゆはすおふりて つるきもち』ホ7 『みそとせややに のひさかゑ もものつくりき みものはり ゐもはむなきそ』ホ17 『うえつきゐもの のちのはつ ゐもつきあまの まさかきお きみのみわさと』ホ18 |
[1]
「いむ(熟む・上む)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。
[2]
「ゐ(五)」+「も(百)」
変態:「いや(弥)」「いよ(弥)」「みや(上・敬・斎)」「いろ(色)」
類語:「やそ(八十)」「もも(百)」「やも(八百)」「ももち(百千)」「よろち(万千)」「ちち(千々)」「やち(八千)」「やよろ(八万)」「やそよろ(八十万)」「やもよろ(八百万)」
派生語:「ゐもつき(五百継)」「ゐもに(五百瓊)」
【(和・結/熟・斎・祝)】
1.(心身を)合わすさま。斎き。かしずき。
2.正の方向に離すさま。「上げる・敬う・尊ぶ・勢い付ける・栄す・中心に置く・至す」さま
『このみつは いらつめみおの すけうむこ ゐものめくすこ うちをきみ』ホ38 |
●励行。追求。熟成。洗練。究め。
『ふのつるは とみもよひなき とりゑなみ たつはなやかの ゐもやつくらん』フふつる |
「いむ(結む/斎む)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす」、また「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離す」で、「高める・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・勝らす・至らす」などの意。
変態:「いほ(斎)」「いみ(斎)」「おほ(多)」
類語:「みつき(貢)」「いつき(斎)」「いわひ(斎・祝)」「みつえ(見仕え)」
【(水埴・陰)・妹】
1.陰。水埴。女。 陰エネルギー(月の潤・夜霊波)。
『かとりかいもと あさかひめ こことむすひの つまとして』ホ8 『さつさつの こゑといもせの ささいはふ そのもとおりは』ホ12 『いもをせは やもよろうちの わかちなく みなあめつちの のりそなふ』ホ13 『とつけはをせの うるなみか たましまかわの いもかちと』ホ14 『ここりのいもと むすはせて やまのみちのく さつけます』ホ15 |
『ままこさす つみふもなそか いもいさす つみふもなそか』ホ23 『おきつとり かもつくしまに わかいねし いもはわすらし よのことことも』ホ26 |
「いむ(寝む)」の名詞化。
ここでは「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・沈む・隅にある・果てる」などの意。これは陽陰の精製過程で、重く下って凝った「陰」を表す。
変態:「うめ(倦)」「いめ(妹)」「うひ(泥・水埴)」「ひめ(姫)」「はは(穢・母)」「おは(叔母)」「よる(夜)」「よみ(黄泉)」「よめ(嫁)」「ぬは(射干)」「をゑ(汚穢)」
派生語:「いもと(妹)」「いもせ(妹背)」「いせ(妹背)」「いもをせ(妹背)」
独り言:「いん(陰)」
【(埋)・芋・藷・薯】
(土に)埋もれるもの。
『まかりかやくり うなところ かくいもかしら しむのより』ミ7 『ほつきなか みめにとくつき いものこの さわおいわいて』ミ7 『はつきなかより みめのとく にたこもちつき ゐもはつき』ミ9 |
「いむ(埋む)」の名詞化。
ここでは「A: 合う・収まる・埋まる」などの意。
変態:「うも(芋)」
10/09/21
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