みつき  ミツキ  mituki

  

【貢】
合わせ。添え。供え。仕え。御用の足し。
 ●御上の御用の足し。

『ゆはすたすえの みつきとめ たみにきはせて そろのとき』ホ34
『むそゐほふつき みまなくに そなかしちして みつきなす』ホ34
『みまなより そなかしちして みつきあけ はつみよいわふ』ホ35
『あふみつき くまそそむきて みつきせす おしてささけて みかりこふ』ホ38
『なつきみつきの ここなさき をほとしきくの ちりわたこ』ミ9

 ●神の御用の足し。 いつき(斎)みつえ(見仕え)ゐめ(斎侍)みめ(見侍)

『やまとめよしこ ことしそひ かみにみつきの みつえしろ』ホ36

 
みつく(貢ぐ)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・添える・供える・仕える」などの意。

変態:「いつき(斎)」「やつこ(奴)」「いたく(慈)」「いたき(慈)
類語:「みつえ(見仕え)」「いわひ(斎・祝)」「うちのをみこ(内親王)」「みめ(見侍)」「ゐめ(傅侍)」「とめ(留女)」「とへ(留侍)」「はへ(侍)」「ひめ(侍女)」「め(侍・姫)」「みつえしろ(御杖代)」「みやつかえ(宮仕え)

 

【(上尽き)】
上限。至高。

『なつきみつきの ここなさき をほとしきくの ちりわたこ』ミ9


み(上)」+「つき(尽き)
「み」は「かみ(上)」の略。
「つき」は「至り・極み」の意。

  

10/03/15

  

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