【目・見・眼】「めゆ(見ゆ)」から。合わせ。寄り/寄せ。交わり。
『なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな』ホ1 『いけみつに たのめおあらひ ひるにのり かのめおあらひ つきにのり』ホ4 『ややはつあきの もちのひに ひらくひとみの しほのめは』ホ4 『をゐのみるめも としなみの なこそしるへゆ ちなみあふはま』ホ11 『あちもいろめも よこしまに しゐにあやかり みおからす』ホ17 |
【瓮・合・和】同上。 収めるもの。容器。=へ
『あめとみおして みやつくり きさきたてんと もろにとふ うさつかもふす』ホ29 |
【間・目・辺・場・端・方・部】(1) 収まる部分。あい。内。中。(2)区分。区画。 (3) 匹敵・相当するさま。
『きたのほし いまこのうえは みそむめの とのかみゐます』ホ23 『たのめははるの いきるころ たのめおいれて ねるつるき』ホ23 『かのめはあきの からすころ かのめおいれて ねるつるき』ホ23 『めなしかたあみ かもにいれ うたふたつけて きみものせ』ホ25 『おりあわせめに けりもあり きみとわれとは つつきけり』ホ39 |
【目・回・廻・巡・周・辺】回転。順番。めぐり。沿。周囲。周辺。
『あめのかみよの ななよめお つくいとくちは』ホ2 『たちからを すすみもふさく ぬすひとの みつめにしるる つちいかん』ホ17 『みたひめくりて ことなせは ひとりわかれて みたりめの』ホ31 |
【陰・地・水埴・泥】「うむ(倦む)」の名詞化「うめ(倦め)」の短縮。
下り凝るもの。「陰・世・夜・汚穢」「月・地・凝・固」
『いにしえの あめつちうひの きはなきに きさしわかるる あうのめを』ホ2 『をはあめとなり ひのわなる めはくにとなり つきとなる』ホ2 『めかみには なりなりたらぬ めもとあり』ホ3 『くはきうの をのほおいとふ はしかみの をかめかふすへ ひしかんと』ホ8 『ひといきか めをとわかれて をはあめに めはつちとなる』ホ15 |
【穢・曲・禍・厭】同上。負の方向に離れるさま。
『しきしまのゑに ひとうまれ みそひかにかす めはみそふ』ホ1 『ほそのをきるも はらののり ものぬしならす くわのゆみ ははやひきめそ』ホ26 『いのゆんの あたはたちはな めはさくら やむもしなとの いゆんなすなり』フいゆん 『ふにぬうは めなきもみはの むめのはな さすらやまひも ふにそぬひける』フふぬう |
【女・姫・娘・雌】同上。負の方向に離れるさま。 =ひめ
『ゐとしふゆ をははかまきる めはかつき』ホ1 『かなさきか ふねのりうけて めをとなるなり』ホ1 『いにしえの あめつちうひの きはなきに きさしわかるる あうのめを』ホ2 『めはあなにえや ゑをとこと をはわなうれし ゑおとめと』ホ3 『たらちめの つかれにちしる ほそけれは ほいゐのかみの みちつひめ』ホ4 |
【陰・女】めつき(陰月・女月)の略。陰暦十月。 =かみなつき(神無月)
『ときあすす ゐもむそほふゆ めのそふか かすかいさかわ にいみやこ』ホ32 |
【妹】いもと(妹乙)。負の方向に離れる女。若い女。
『ひるこひめ いまいつくしに たりいたり あめのいろとと わかひるめ』ホ3 『あにはくしひこ めはたかこ おとはすてしの たかひこね』ホ9 |
【侍・部・女・姫】守り侍るもの。「め」と言う場合は女の意を含む。=ひめ 男の場合は「へ(侍・部・衛)」となる。
(「女の臣」と書く「姫」という漢字は本来この意味にふさわしい)
『あかひこくわに ひくいとお なつめかおりて うふきぬの みはたてまつる』ホ4 『ふたかみみめお みことのり かんみむすひの やそきねか もろとはかりて』ホ6 『やそきねの おおみやみちこ きのすけに たなはたこたゑ きのうちめ』ホ6 『うちは むなかたか おりはたおさこ おしもめは とよひめあやこ』ホ6 『うすめらに ひかけおたすき ちまきほこ』ホ7 |
【芽・穂・藻・布・葉・枝・棒・緒】「めふ(萌ふ)」から。分れ。派生。発生。末端。=ほ・を・ゑ・は・も
『みるめあふかゐ ゆるはまお とえはなもなし』ホ11 『ますひとら おさなのときは ねちけのめ はやあらためよ』ホ17 『たとひおちても なうらめそ かけのまめなせ このめてる』ホ28 『はつひまつりは ふとまかり やまのかやくり うみのめも』ミ9 『こからしふけは きはみおち ひらきはつくさ めはるなり』ミ9 |
【面・表・上】上部。表面。顔。 独り言:「めん(面)」
『をにふにいたり みこいたき みめみてなてて はははいま』ホ26 |
『わかうらみ しこめやたりに おわしむる』ホ5 『みこころととく ひさかたや むそよつむちの おをひるめ ふつくにうれは』ミ逸 『くしたえとおる ひのくらい ひるめとともに あまてらす』ミ逸 |
【十月】めつき(陰月)の略。
『やしろつくらせ めのふそか まつるおおみは かんなみそ』ホ29 『よほめすえみか みことのり みをやのさつく みくさもの』ホ33 |
【舞・(踊・鳥)】バタバタする。飛び跳ねる。=も。 ex.すすめ(雀)・つはめ(燕)。
『すくなみかみの たけかふに すすめかもみお いるおみて』ホ2 |
【馬】同上。
『ときにつきすみ おおくまと ひつめあおこま たてまつる』ホ192 |
【メ】八元神「トホカミヱヒタメ」の「メの尊(メの神・メ祖・メ元神)」
『めのなめは うめのいもみつ うつきより うをおまねきて なつおつく』ミ7 『めはつねにすむ みつのかみ うつきはうめの をおまねく』ミ9 『のりくらへ ゐゐのつつたち めをのほき ゐわたちまきや めもとかみ』ミ9 |
【め】推量・意志の助動詞「む」の已然形。
『あめしるききの はなもみも わかみのみちと しらさらめ』ホ17 |
10/03/07
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