【(陰・妹)・姫】
E: 負の方向に離れるさま。
●陰。水埴。女。 ●「裏・闇・夜・汚穢・月・地・重厚」などを象徴。
『それわかは わかひめのかみ すてられて』ホ1 『たみのなけきに むかつひめ いそききしいに ゆきひらき』ホ1 『やすかわの したてるひめと あめはれて』ホ1 『ひめのいさこと うきはしお はやたまのをか わたしても』ホ2 『ここさわゆくや ひめおとり むらくもたひや ほたるひの わらひあさけり』ホ8 |
「うひ(水埴)・うめ(水埴)」の変態。
また「ひめ」は「ひむ(卑む・低む)」の名詞化。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「低まる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・沈む」などの意。これは陽陰の生成過程で、重く沈んだ「陰」が「地」となり「水と埴」となったことを意味する。
変態:「うひ(陰)」「うめ(陰)」「いめ・いも ・ゐも (妹)」「め(陰・女)」「はは(母)」「おは(叔母)」「おも(母)」
【(侍・侍女)・姫】
治めるもの(女/陰霊)。守るもの(女/陰霊)。付くもの(女/陰霊)
『うみてうみかわ やまのさち きをやくくのち かやのひめ のつちもなりて』ホ3 『たらちめの つかれにちしる ほそけれは ほいゐのかみの みちつひめ』ホ4 『やおとのかみは ほのしつめ たつなみをさむ たつたひめ』ホ22 |
「ひむ(合む・引む)」の名詞化。
ここでは「A:
合う/合わす・守る・治める・付く・仕える」などの意。
「女+臣」と書く「姫」という漢字は、本来この意味にふさわしい。
変態:「はへ(侍)」「め(侍)」
類語:「みめ(見侍)」「ゐめ(傅侍)」「とめ(留女)」「とへ(留侍)」「め(侍・姫)」「いつき(斎)」「みつき(貢)」「みつえ(見仕え)」「みつえしろ(御杖代)」「みやつかえ(宮仕え)」「やつこ(奴)」
派生語:「かやのひめ(萱の侍女)」
【姫・比賣神】
タケミカツチの一人娘の通称。アマノコヤネの妻。
『いつしかひめも はらむよし あめにつくれは みことのり』ホ16 『こもりにこれお とはしむる ひめきみあひて みたねうむ みはたおこえは』ホ16 『ひめはかえして いといなや いろせにとはは あちもまた』ホ16 『おりしもに ひめのなけきは こおをもふ かせのともしひ』ホ16 『こもりはひめの いきすみて ちはらおなてて ゑみすかほ』ホ16 |
【(秀め)】
上るさま。日の出。
『むなさわき つらにのほせは ゑたひゑて ひめもすなやみ みけたへす』ホ16 |
「ひむ(秀む)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・昇る」などの意。
10/03/07
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