【(居)】
居。住み。
『やなゐかくろひ うつろもり きねのひときお ゐやしろにせよ』ホ21 『きねのひときお ゐやしろに ゑとのむそかに もりあまる』ホ22 |
「ゐゆ(居ゆ)」の名詞化。
変態:「ゐゑ(家)」「ゆひ(結い)」「やゑ(和・家)」「おり(居り・檻)」「みや(宮)」「みよ(代・家)」
【弥・(上・大・熟・妙・祝)】【礼・敬・斎】
正の方向に離れるさま。「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」さま
『みそきにたみの ととのいて いやまととほる』ホ5 『ひめおゑんやと いやといに みなはたれそと うらとえは』ホ9 『たとなしたみも にきはえは ゐやまととふる やまとくに』ホ23 |
「いゆ(礼ゆ・祝ゆ)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる/離す」で、「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。
【弥】
回転をしながら進展するさま。雪だるま式。
『いやたけいかり ほはなふく かみみつはめお まねくとき』ホ8 『をせゆるさねは いやはちて まからんときに くらむすひ』ホ13 『さそあしなんと はにしらん いやすりたける』ホ17 『のちのよに いやをさまれは うゑしらて おこるたのしの みつるとき』ホ23 『いかんそゆきて むけさらん もろみこもけに いやちこと』ホ29 『あしはらの しけこきおやに すかたたみ いやさやしきて わかふたりねん』ホ31 『あさしもの みけのさおはし まへつきみ いやわたらすも みけのさおはし』ホ38 『さたわいやます みこみまこ ももやそとめる ををなむちかな』ミ逸 |
「いゆ(行ゆ)」の名詞化。
ここでは「C:
回る・巡る・回帰する・還る・くりかえす」などの意。
変態:「いよ(弥)」
【否・嫌・厭】【卑・賤】
B:
離すさま。払うさま。避けるさま。それ。そらし。曲り。
『さてしりぬ まつるさきたま とこにすむ いやかみすます』ホ27 『もろおとろきて ととむれは いやとよわれは たみのため にかきおはみて』ホ28 |
E: 負の方向に離れるさま。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」さま
「いゆ(往ゆ・嫌ゆ/忌ゆ・卑ゆ)」の名詞化。
ここでは「B: 離す・払う・避ける・そらす」、また「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。
変態:「いな(否)」「いわ(忌)」「いま(忌)」「おゑ(汚穢)」「あお(阿汚)」「みな(穢・厭)」
類語:「いいえ」
派生語:「いやし(卑し)」
10/02/01
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