【好し・良し・善し・吉し】
A: (心に)合う如し。相応しい。好ましい。
D:
正の方向に離れる如し。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」如し
『とうたえは かせやみふねは こころよく あわにつくなり』ホ1 『ほそのをとなる みはしらの ほとよくおもり めくりかけ』ホ14 『こやねふとまに うらなえは やせひめよけん やひのゐは なかのやとなる』ホ27 『はらみのやまの よきくさも ゐもとせまえに やけうせし』ホ32 『からするは いたましひかな ふるのりも よからぬみちは やむへしそ』ホ37 |
変態:「おし(惜し)」「いし(美し)」「はし(愛し)」「ほし(欲し)」
類語:「うまし(旨し)」「あまし(甘し)」「よろし(宜し)」
派生語:「こころよし(快し)」「よしあし(良し悪し)」
【寄・好・善・吉】
1.(心に)合うさま。適すさま。好ましいさま。好都合。納得。合点。当然。
2.正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」さま
『しこめにおはす よしあしお しれはあしひく よもつさか』ホ5 『われみるに よしわろめてつ たのしみて ひとのなかこも ひとふたり』ホ17 『なかをみと いくさうつわお みてくらに うらとえはよし』ホ37 |
●<姓>シホノリヒコが任那大使としての功により崇神天皇より賜った姓の『吉』。
『ゆきとくにむく みちつかさ かえれはよしと かはねたまひき』ホ34 |
「よす(寄す/善す)」の名詞化。
ここでは「A: 合う・好む・収(治)める」、また「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。
【(寄・宜)・由・因・縁】
1.寄せ。(ある物事を引き寄せる)経緯。結び付き。関係。事情。理由。道理。
『いつしかひめも はらむよし あめにつくれは みことのり』ホ16 『ににきねと たちからとゆく ひたかみの きみおをかみて よしおつけ』ホ20 『みくさおわけて さつくいは なかくひとつに なるよしお あやにしるして』ホ24 『くちめかつりも よしなしや あかめひとりは めなしあみ』ホ25 『このよしお みつほにつけは おとろきて ほたかみおして ととめしむ』ホ26 |
2.寄せてまとめる者。治める者。
『すみよしの まこほたかみや しかのかみ つくしにこえは』ホ25 |
3.(心を)寄せる所。同意・共感する所。
『ゆめにたいきて われうおの よしなきために くちささく われはみけにと』ホ25 |
4.寄り所。頼るもの。手立て。仕方。
『とはちおとられ よしなくて にいちもとめは ゑはうけす』ホ25 |
「よす(寄す)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・収(治)まる/収(治)める・在る//現す・直る」などの意。
変態:「よせ(寄せ)」
類語:「ゆみ(結・由)」「ゆひ(結・由)」「ゆえ(故)」「い(結・謂)」
【(避)・縁】
分け。限り。区切り。境界。
『よしのをのゑの ゐひかりも いわわけかみも いてむかふ』ホ29 『わかみやのうし もりのとみ こもりかつての ふたかみお よしのにまつり』ホ31 |
「よす(避す)」の名詞化。
ここでは「B: 離す・分ける・限る・区切る」などの意。
変態:「はし(端)」「はた(端)」「ふち(縁)」「ふし(節)」
類語:「うた(宇陀)」「うか(宇賀)」「うかち(穿ち・分ち)」「ゐひ(去・忌)」「いわ(忌・往・去)」「ゐの(往・去)」
派生語:「よしの(吉野)」
09/12/27
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