【言い・謂】
1.言うところ。言い。謂れ。
2.由。故。所以。
『おおせいい みくまのやれと ちちかまま かえらねはまた かみはかり』ホ10 『こたえいふ これなんのこと なんのいゐ それわかくには おおみをや』ホ39 『くにうとの あまてるかみと よろこひの まゆもひらくる ゐひならし』ミ逸 |
「いふ(結ふ・言ふ/往ふ・言ふ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・結う・告ぐ」、裏を返して「B:離す・放つ・発す」などの意。
変態:「ゆひ(結)」「ゆえ(故)」「あや(謂・故)」
類語:「い・ゐ(謂・気・意)」「いわれ(謂われ)」「ゆえん(所以)」「よし(由)」
【飯】
生かし。活かし。活力・成長の素。糧。食。
『かわかりきさりもち にわとりはきし すすめいゐ はとはものまさ』ホ10 『ちあゆみのほる はにのいき のほるいかくり いゐのなり』ホ15 『なつきひめ かゐもてあにの こといのる かれいゐのみや』ホ36 『こほしまつりて をめくりに くろまめゐひの ちからそふ』ミ7 |
「いゆ(活ゆ)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向に離す」で、「高める・勢い付ける・栄す」などの意。
あるいは「いき(生き・活き)」の音便。
変態:「いよ(弥)」「いや(弥)」
派生語:「ほいゐ(補飯)」
【(結・和)】【斎・(上・熟・敬・陽)】
1.合い・合わせ。寄り/寄せ。和合。親和。
2.正の方向に離れる/離すさま。「上げる・尊ぶ・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・至らす」さま
『いみといひ けかれおたつる ひのもとの かみのこころお しるひとそかみ』ホ26 『なつきひめ かゐもてあにの こといのる かれいゐのみや』ホ36 |
「いふ(結ふ/斎ふ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす」、また「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる/離す」で、「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。
変態1:「ゆひ(結)」「あひ(合い)」「あみ(編み)」
変態2:「いや(敬)」「ゆふ(斎)」「いみ(斎)」
【(去・忌)】
離れ。離し。分け。避け。祓い。限り。区切り。
『よしのをのゑの ゐひかりも いわわけかみも いてむかふ』ホ29 |
「いふ(忌ふ)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる/離す・分れる/分ける・区切る」などの意。
変態:「いや(否・嫌・厭)」「いみ(忌)」「いわ(忌・往)」「ゐの(往・去)」「よし(避)」
10/03/15
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